07/05/26 03:35:10
山本有二金融担当相は25日の会見で、時価総額が膨らんでいる中国の大手銀行などに
日本の大手行が買収される可能性について、「(日本の大手行も)それなりに巨大な時価総額
があり、今のところ大胆なことは起こらないと思う」と否定的な見方を明らかにした。ただ、中国
は今後の経済成長も見込まれることから、「収益力の格差が時価総額の差となり、5年後、10
年後にはないとも限らない」と述べ、邦銀にとって収益力強化が急務だとの考えを示した。
また、国内大手行が発表した07年3月期決算については、自己資本比率の上昇など財務面
の改善を評価した。しかし、国際金融センター・ロンドンで英国の金融機関が他国勢に押され
活躍できていないことを指す「ウィンブルドン現象」を引き合いに、「(邦銀は)まだセンターコート
に出られる域に達していない」と述べ、外資系金融機関に見劣りしているとの認識を示した。
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