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トヨタ、中国に緑化施設 砂漠化対策の専門家育成
2007年5月25日 08時24分
トヨタ自動車は、中国河北省に「地球緑化センター」を設立することを決めた。
緑化活動の普及や専門家の育成などを通じ、中国の環境問題に貢献するのが狙い。
25日、北京市内で中国科学院などと正式調印する。
センターは北京から北へ約180キロの同省豊寧満族自治県に建設する。建設費は
数億円とみられ、緑化活動を中国全土に発信する情報交流の場としても活用する考えだ。
豊寧満族自治県は北京や天津の水源地として知られるが、森林の乱伐で砂漠化が進
行し、北京に砂嵐を吹き込んでいる。中国の砂漠化は、日本に大きな被害をもたらす
黄砂の原因とされている。
トヨタは中国側の要請を受け、2001年、中国科学院や日本の民間非営利団体
(NPO)などと共同で、植林プロジェクトに着手。これまでに植えたマツなどの
樹木や草木は約2500ヘクタールに及び、酪農など農家の自立も含めて、技術や
資金面で支援してきた。
植林計画は今春にひとまず終了。活動を持続させる具体策を検討した結果、「現地の
人材に委ねていく必要がある」(トヨタ首脳)と専門家の育成強化で合意した。
(中日新聞)
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