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中国・雲南省 エイズ拡大が問題に＜5/24 16:47＞
中国南部・雲南省では今、エイズを引き起こすＨＩＶ（＝ヒト免疫不全ウイルス）
感染の拡大が問題となっている。中国政府は、その背景にある激増する麻薬常習者への
対策に追われている。中国とミャンマーの国境地帯を上海支局・山川友基記者が取材した。
中国とミャンマーの国境の町、雲南省の瑞麗。国境貿易で発展を続けるこの町では、
ＨＩＶ感染者の増加という問題を抱えている。感染者の多くは、麻薬を注射で回し
打ちしたことでＨＩＶに感染しています。その数はすでに２０００人を超えているが、
治療が手遅れになるケースも多く、エイズで死亡する人が後を絶たない。
雲南省のＨＩＶ感染者は実に４万９０００人で、中国全体の感染者数の４分の１を占める。
特に麻薬が流入する国境地帯に点在する村の被害が深刻で、中国政府は麻薬常習者に
禁断症状を抑える薬をほぼ無償で提供し、エイズ拡大の封じ込めに懸命となっている。
経済成長がもたらす格差は、国境地帯でも暗い影を落としている。
麻薬の常習で仕事を失う若者たちが増えていて、ＨＩＶ感染という事態の悪化へと
つながっている。
（ニュースソース）
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