07/05/24 15:03:54
韓国政府が、次期国連事務総長選挙に出馬した潘基文(パン・ギムン)外交通商部長官を当選させるため、
国連安全保障理事会の加盟国を対象に数百万ドルの援助を約束するなど金品攻勢をかけていると、
英国のザ・タイムズ紙インターネット版が29日に報じた。
米国のワシントン・ポスト紙も「“世界11位の経済大国である韓国は、
自国の経済力を潘長官に対する支持確保のために使っている”と、潘長官のライバルたちは不平をもらしている」と伝えた。
ザ・タイムズ紙はこの内容をインターネット版のトップ記事として扱い、
「韓国政府が国連事務総長の職を金で買おうとしている」という見出しのほか、
「アナン事務総長の後継者争い、資金援助がかなめ」という副題を付けるなど、
まるで韓国政府が不正行為をしているかのように報じた。
同紙の提示した事例としては
▲韓国が今年2月にアフリカ諸国に対する援助予算を現在の3倍に相当する1億ドル(約117億円)にまで引き上げたこと、
▲今年7月にガンビアで開かれたアフリカ連合首脳会談に数万ポンドを支援したこと、
▲安保理理事国であるタンザニアに対し今年5月に教育プログラムとして1800万ドル(約21億600万円)を支援したことなどが挙げられる。
このほか同紙は、韓国が1991-2003年にかけてタンザニアに支援した資金の合計が470万ドル(約5億4990万円)だった点や、
韓国がペルーにグランドピアノを送っていたことなども事例の一つとして指摘している。
これに対し外交部は、この報道は事実でないと主張している。政府当局者は「発展途上国に対する政府開発援助(ODA)は、
潘長官が国連事務総長選挙への出馬を決める数年前から決められていたことで、
これを選挙運動と関連付けるのは全く根拠のない主張」と話している。
また「潘長官を含む7人の候補は現職を維持しながら一般会員国と幅広く接触せよ、というのが国連側の要求」としている。
外交部はザ・タイムズに対し、同記事関連の反論報道を掲載するよう要請する方針だ。
自分のことをメディアが批判的に報道していることに対し、
潘長官は外信とのインタビューで「わたしが候補者の中でもトップを走っているため、
ターゲットになるのはよく理解できる」とコメントしている。
一方、フランスの代表的なメディア「ルモンド」が潘長官に好意的な報道をしている中、
英国の有名なメディアがこのような報道をしたというのは、
二つのメディアの報じた内容が両国政府の立場と深く関係しているのではないかという分析も出ている。
崔元碩(チェ・ウォンソク)記者・李河遠(イ・ハウォン)記者
ソース:朝鮮日報/朝鮮日報JNS
URLリンク(www.chosunonline.com)
関連スレッド:
【韓国】潘基文事務総長、ポニーチョン賞の第1回受賞者に[05/22]
スレリンク(news4plus板)