07/05/23 08:29:44
公害問題や食品に含有された化学物資などの問題で急激に高まっている中国のガン発生率が、
最近はさらに大きく増加しているとAFP通信がチャイナ・デイリーを引用して22日付で報じた。
AFP通信は中国保健省が最近発表した統計資料を紹介し、中国では昨年ガンが都市や農村で
最も致命的な疾病になっていると報じた。
保健省の統計によると、ガンは少なくとも2002年以降中国での死亡原因第1位だったが、最近は
ガンによる死亡率は驚くほどの増加率を示しているという。
中国国内30の都市と78の県で実施された調査によるとガンによる死亡率は都市では19%、農村で
は23%へと上昇している。なお調査の時期は明らかにされていない。
中国医療院のガン専門家は報告書の中で、「ガン発生件数が高まった主な要因は急速に悪化し
ている環境、水、大気汚染がその背景にある」「多くの化学工場が川に沿って建設されており、こ
こから大量の工場排水を放出し、そのため汚染物質が直接土壌、穀物、食品などに影響を及ぼ
している」と述べた。
さらに農民が豚、家禽類、野菜などを簡単に収穫するために添加物を大量に使用しているだけで
なく、多量の肥料や殺虫剤の散布により地下水も汚染されていると語った。
大気中の有害な微粒子が肺に入ると二度と排出されることがないので、大気汚染は肺ガン発生の
主な原因になっているとも報告書は指摘している。
さらに家の修理に莫大な量の合成化学物質が使用されており、家庭内での空気汚染も深刻な状
況だと警告している。
またガンによる死亡率が高い中国国内の地域について多くの事例を取り上げ、「ガンによる死亡率
の高さは環境が極度に汚染された地域で現実となっている」と付け加えた。
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