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県:韓国人観光客増へ“文殊の知恵” ソウル-高松-松山、三角ルート開発へ /香川
◇愛媛県と協力、アシアナ航空なども賛同--2泊3日行程で四国の魅力堪能
利用者が減り続けている国際定期路線をもり立てるため、県は愛媛県と協力して
韓国人観光客の誘致に乗り出す。高松・松山の両空港とソウル間の定期便を利用して
トライアングルで結ぶ観光ルートを設定し、両県のよさをたっぷり味わってもらおう
というものだ。【吉田卓矢】
県交通政策課などによると、高松空港で唯一の国際定期路線、ソウル線(アシアナ航空)
の利用客は昨年度3万2120人(前年度比2・5%減)で、搭乗率は59・5%と、
大阪-ソウル線(75%以上)などに比べて低調。また、利用客の7割が日本人で
韓国人は3割にとどまるうえ、ソウルからの韓国人の7~8割はゴルフが目的という。
松山空港もソウル定期便が就航しているため、県は愛媛とタイアップ。ソウルと高松、
松山をつなぎ、四国の魅力をじっくり味わってもらえる観光ルートの設定に乗り出す
ことにした。
県が構想するルートは、ソウル発で高松空港か松山空港に入国し、バスで移動して
他方の空港から出国する2泊3日の日程。「県内に1泊する行程なら、小豆島や直島
などの島巡り、うどん作り体験などを盛り込める」(県)という。県はアシアナ航空と
韓国の旅行代理店に、旅行企画を作るよう働きかける。
アシアナ航空高松支店の金等会・支店長は「韓国では、北海道や九州に比べて
四国の認知度は低く、四国の島々や文化などについてあまり知られていない。
企画づくりに協力したい」と話す。
県は新ルートを今年の秋か冬までにスタートさせたい意向。弾正原(だんじょうばら)
紀之・同課副主幹は「ソウル便で3割しか占めない韓国人利用者を、まず4割に増やし
たい」と期待している。
毎日新聞 2007年5月22日
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