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■有機EL特許登録、韓国半数占めるも登録地に偏り
2007/05/21 08:31 KST
URLリンク(japanese.yonhapnews.co.kr)
【ソウル21日聯合】
次世代ディスプレー技術の有機EL(エレクトロ・ルミネッセンス)分野で昨年、国内と米国、
日本市場で登録された特許は合わせて2613件となり、このうちサムスンSDIやLG電子など
韓国企業の特許が1364件と全体の52%を占めた。市場調査機関のLEDNETとディスプレー
業界が21日に明らかにした。2位は日本の912件、次いで米国が185件、台湾が58件だった。
企業別にみるとサムスンSDIが748件を登録しトップとなり、優れた技術力を示した。LG電子は
270件、日本のセイコーエプソンが175件、半導体エネルギー研究所が109件、LGフィリップス
LCDが96件などの順だった。
サムスンSDIの場合、今年第3四半期の能動型(AM)有機ELの量産を控え技術開発に拍車を
かけている。昨年上半期の特許登録は267件にとどまっていたが下半期に一気に増やし、韓国の
特許件数を大きく引き上げた。OLEDNETによると、韓国と日本の差は昨年通年では約6%程度だが、
下半期にはその差が17%まで開いたと説明している。最近サムスンSDIが世界最薄0.52ミリメートル
のの2.2インチAM有機ELを開発したほか、LGフィリップスLCDもアモルファスシリコン(a-Si)技術
を初めて採用したフルカラーのフレキシブルAM有機ELを開発し、世界市場で注目を浴びている。
しかし、韓国企業の有機EL特許登録は国内での登録特許の割合が非常に高く、有機ELの最大市場の
米国ではむしろ日本企業に押されているという問題も指摘される。サムスンSDIの有機EL特許748件のうち
国内で登録されたのが708件だったのに対し、米国で登録したのは35件にとどまっている。LG電子も270件
のうち262件が国内で登録され、米国では6件にすぎない。一方、米国で半導体エネルギー研究所は98件、
イーストマン・コダックは58件、セイコーエプソンが50件をそれぞれ登録している。日本企業の米国での
登録件数は全体702件の49%に当たる334件に達した。