07/05/21 17:35:58
16日、外国メディアに初めて公開された中国自動車業者の奇瑞(英語名Chery)の安徽省蕪
湖本社工場。大宇(デウ)マティスのデザインと技術を模倣したとして問題になった人気小型車
QQをはじめ、8モデルを同時に生産する混流システムが稼働中だ。生産ライン付近には「品質
を改善できなければ固有ブランドは育てられず未来はない(没有質量,没有品牌,没有未来)」
というスローガンが掲げられていた。
工場内の別の壁面には‘技術格差現況’板が設置されている。ペイント作業工程の不良率は20
%。 会社が目標にする企業トヨタ(0.018%)に比べると不良率は極めて高い。 後発企業とし
て技術格差を縮めるために注力している奇瑞は、職員に危機意識を与えるため、自尊心を傷つ
けるような指標を敢えて掲げたのだ。
◆中国自動車の代表企業=同社が乗り越えるべき競争目標は日本のトヨタだ。 骨を削る努力
で技術革新の功績を残した職員には‘品質スター賞’を与え、技術開発に拍車を加えている。
政府の独自ブランド開発戦略を土台に最初・最大国内自動車企業に成長した奇瑞・蕪湖工場は
熱気に包まれている。
年間生産400万台を超えた中国自動車市場は、ドイツのフォルクスワーゲンや米国のGMなど
合弁企業がずっと掌握してきた。 しかし最近になって独自の技術で武装した奇瑞が過去の流れ
を変えている。 3月には国内販売量1位を記録した。
今年で創立10周年を迎えた奇瑞は、国内市場での優位を基礎に北米・欧州など先進自動車市
場も蚕食するという野心を抱いている。 中国より大きな市場でシェアを確保してこそ生き残れると
いう長期戦略によるものだ。
◆北米など世界市場攻略に野心=中部の安徽省蕪湖市経済開発区で16日会った奇瑞自動車
のジン副社長は「北米・ヨーロッパ市場進出を準備している」と明らかにした。 ジン副社長は「自動
車をつくる基本的な技術では韓国・日本・米国と大差はない」とし「われわれは現在、国内販売よ
り海外輸出が多い現代車の事例に注視している」と述べた。
ジン副社長は16日、「奇瑞が起亜(キア)自動車の前・現職職員を買収し、核心技術をお金を払っ
て奪ったというのは推測にすぎない」と述べた。 ジン副社長はこの日、本社工場で進行した海外メ
ディアとの記者会見で、「日本の生産管理、ドイツの技術管理、米国のマーケティング技法などい
ろいろと学んでいるが、韓国自動車の技術をお金で奪ったことはない」と主張した。
現代自動車の初の独自モデルである「ポニー」が1976年に米国に輸出されて約30年。中国自動
車が米国市場で韓国製品と競合する日が近づいたのだ。 すでに奇瑞は昨年から自社開発したエ
ンジン1万台を米国市場に輸出し、厳しい北米市場でも中国自体ブランドが通用する可能性を確認
した。
同社は97年、安徽省の7つの投資企業が17億元(約2000億ウォン)を出資して設立されて以来、
技術確保に全力を尽くすことを決めた。 奇瑞の関係者は「全体職員2万人のうち3000人が研究員
で、研究開発(R&D)部門に売上高の10%を投資している」と明らかにした。
URLリンク(japanese.joins.com)
【中朝】中国の自動車メーカー、トヨタから技術供与を受けていたワゴン車を北朝鮮で組立生産 車名は「HAICE」[04/20]
スレリンク(news4plus板)l50