07/05/21 13:45:48
パナマの厚生省役員によれば、ジエチレン・グリコールが使われた歯磨き粉は「Excel」と
「Cool」と英語でラベルされた2つのブランドで確認されたとの事。Luis Martinez氏(出荷
物を調べている検察官)の話によると、チューブのジエチレン・グリコールのは1.7%から
4.6%の濃度で含まれているそうだ。
厚生省職員は、使用者は歯磨き粉を通常の流通の中で入手し、歯を磨いた後はそれを
吐き出しているので有害であると真に受けていないと話している。
Martinez氏は最近、記者会見でこの歯磨き粉は必要な健康証明書を欠いており、動物に
使用する意図で混入され市場に投入されたのではと話している。彼によれば実験室での
検査により、”Cool”では最大4.6%、”Excel”では2.5%の濃度でジエチレン・グリコールが
混入されていることが分かったという。
Miriam Rodriguez(健康省の女性報道官)も、現在のところ歯磨き粉を使用したために
誰かが病気になったというような話は聞いていないと語っている。
Doug Arbesfeld FDA報道官(FDA=アメリカ食品医薬品局)はジエチレン・グルコールは
歯磨き粉での使用は許可されていないと言う。また「現在パナマで状況を調査中です。」
とし、FDAでは汚染された歯磨き粉が米国に流入した形跡は全く認めてないと語った。
Delgado(パナマ税関責任者)は、ドミニカの当局より疑わしい歯磨き粉について注意する
ように通知されたと話す。
パナマでは薬局や消費者に毒物を発見するよう呼びかけ、健康省の薬物部門がパナマ
シティでの繁華街などでジエチレン・グリコールの入った歯磨き粉を確認した店のリストを
作成した。
ノーザンスター紙(リズモア南東のオーストラリアの新聞)は、金曜日にウェブサイトで
歯磨き粉の”Excel”ブランドがスーパーマーケットのチェーン店て発見され、すぐに棚から
撤去されたと伝えている。
以前報告されたケースでは、成分の製薬を公認されていない中国の工場で99.5%の純粋
なグリコールと偽ってラベルした46バレルのジエチレン・グリコール含有のシロップが販売
された。
そのシロップは最終的にパナマに到着し、いくつかの製薬会社で26万瓶の風邪薬となって
市場に流通した。死亡原因の調査リーダーであるDimas Guevara氏によれば、これにより
少なくとも100人もの人の直接的な死因となったと言う。
数年間、偽薬製造者は通常では格高になるグリセリンよりも、甘味のあるシロップとして
化学製品としては似通った性質を持つジエチレン・グリコールが財政上で有利になると
分かって使用していた。
(以上ソースより引用終了)