07/05/20 19:53:50
日韓両国が領有権を主張する竹島(韓国名・独島)問題を啓発する島根県の
竹島資料室が、松江市殿町の旧県立博物館二階にオープンして19日で
一カ月を迎えた。来場者は当初より減少傾向にあるが、関係者は問題への
関心は高いとみている。
資料室によると、来場者を正式にカウントしたのは、休館の土、日曜日を除く
オープン翌日の4月20日と、22、23の両日の3日間だけで、27-14人で
推移した。その後も4月中は1日で十人前後が訪れた。
5月に入ると1日5、6人程度にとどまっているが、竹島が島根県へ編入された
直後に当時の県知事が現地視察した1905年の新聞記事や、竹島で捕獲した
ニホンアシカのはく製が展示された一階をだけ見て、来場者に数えられない人も多い。
説明役を務める県の杉原隆・竹島研究顧問は「人数は思ったほどでない」と
しながらも、「竹島問題に対する関心が低いとは思わない」と分析する。
韓国人の来場もあり「展示資料に注文を付けることもなく、冷静に見学している」
という。
資料室は、14世紀から20世紀前半に至る朝鮮王朝の公式資料を集めた
「朝鮮王朝実録」を新たに入手し、展示資料の充実を図るほか、日韓の研究者の
研究成果を紹介するホームページを開設予定。杉原顧問は「活動を広げたい」と話す。
山陰中央新報
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