07/05/20 12:36:31
ニューヨーク・モーターショーを半月後に控えた今年3月中旬、北米市場きっての自動車専門家
として知られている4人のメディア関係者が、京畿道華城市にある現代・起亜自動車の南陽研究
所を訪れた。訪問の目的は、ニューヨーク・モーターショーを通じてお目見えするコンセプトカー
(デモンストレーション用の試作車)「ジェネシス」(プロジェクト名 BH)を試乗し、記事を書くためだ
った。
ジェネシスの開発コンセプトやその過程についての質問を受けた後、2日間にわたる試乗会が行
われた。この試乗会では、いくつもの感嘆詞が飛び交った。「トヨタや日産は相当焦るだろう。今
後は現代自に注目しなければならない」
また、「走行性能を強調するスポーツセダンであるだけに、デザインをもう少しスポーティー化して
いく必要性がある」と指摘する声もあった。これに対し、現代自の高位関係者は「的を射ている意
見だが、われわれとしては国内市場での販売も考慮していかなければならない」と話している。
■世界市場を狙った現代自初の高級車
年内にも国内販売される予定のジェネシスは、現代自の歴史の中でも数多くの記録を塗り替える
モデルとなりそうだ。
まず、現代自が世界市場を狙って独自開発した初の高級車(ラグジュアリー)がジェネシスなのだ。
高級車としてはこれまでエクウスがあったが、これは日本の三菱との共同開発車で、あくまでも国
内販売用にとどまっていた。また、最近米国市場で販売され始めたグレンジャーTGやベラクルズも、
実のところ「ラグジュアリー」モデルとはいえない。
こうした中、現代自は、ジェネシスのライバル車としてレクサスのスポーツセダン GSやBMW 5シリ
ーズなどを掲げている。特に、BMW 5シリーズはベンチマークの対象車として活用したという。
また、ジェネシスに搭載される4800ccのタウエンジンも、現代自が独自開発した初の8気筒エンジン
で、出力は340馬力を誇っている。6気筒モデルに搭載されるラムダエンジンも、280-290馬力へと
パワーアップが図られている。
ジェネシスはまた現代自が開発した初の後輪駆動のセダンでもある。後部タイヤで駆動する後輪駆
動車は、前輪駆動車と違って車重が前後にバランス良く配分されるため、安全性や走行性、乗り心
地の面でも評価が高い。ベンツやBMWなど世界的なラグジュアリーカーのほとんどが後輪駆動であ
るのもこのためだ。ジェネシスの前後の車重の割合は53対47。「性能も世界の大手メーカーと比べ
ても見劣りしない」というのが現代自側の説明だ。
また、8気筒4800ccのタウエンジンと6気筒3800ccのラムダエンジンに、ドイツZF社の6段オートマチッ
ク・トランスミッション(自動変速機)を搭載したことも目新しい。時速100キロに到達するまでにかかる
時間は、6気筒エンジンでは7秒、8気筒エンジンではわずか6秒を誇る。車体の強度もBMW 5シリー
ズよりも14%強い。車幅やホイールベース(前輪の車軸中心点から後輪の車軸中心点までの距離)
もライバル車種より長めに設計されている。
米国市場での販売価格(基本モデル基準)は、6気筒モデルが3万ドル(約363万円)をやや下回り、
8気筒モデルが3万5000ドル(約424万円)ラインという。なお、最終的なモデル名はまだ決まっていない。
>>2に続く
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