07/05/20 00:35:04
■3000トン級潜水艦の独自開発に着手
射程距離1000kmの攻撃用巡航ミサイル搭載
射程距離が1000kmに及ぶ地上攻撃用巡航ミサイルを搭載し、核施設などへの長距離精密
打撃能力を備えた排水量3000トン級の重潜水艦を独自技術で開発する張保皐(ﾁｬﾝﾎﾞｺﾞ)-III
事業が、今年末から本格化する。防衛事業庁は16日、金章洙(ｷﾑ･ｼﾞｬﾝｽ)国防長官主宰の
第16次防衛事業推進委員会を開き、張保皐(ﾁｬﾝﾎﾞｺﾞ)-III事業推進基本戦略案を決めた。
事業費約2兆5000億ウォンを投じ、2018年から2021年にかけて重潜水艦３隻を第一次分と
して確保したうえで、潜水艦司令部を構成すれば、韓国は世界で12番目の潜水艦開発国へ
と飛躍することになる。更に2021年から 2029年にかけ、１隻あたり約7100億ウォンの重潜
水艦６隻を追加で確保するなどして、潜水艦強国である中・日・北朝鮮との「水面下の戦争」
で優位を確保するという戦略だ。
特に防衛事業庁は最近、ドイツのハーデーヴェー(HDW)社との214級潜水艦６隻追加導入
（張保皐II）事業交渉の過程で、「魚雷発射管開閉技術」など重潜水艦開発に必須の核心
技術となる兵器搭載技術などの移転を受けることで合意した。更に、国防科学研究所(ADD)
が昨年10月に射程距離1000kmの艦対地・巡航ミサイルの試験発射に成功したことも、潜対
地・巡航ミサイルの独自開発の希望を膨らませる要因となっている。防衛事業庁は来月から
重潜水艦設計技術企業の競争入札に着手し、今年10月までに企業を選定する計画だ。
軍事専門家らによれば、重潜水艦開発の鍵は「魚雷発射管開閉技術」と、重潜水艦用蓄電
池である「空気不要機関(AIP)燃料推進システム」技術の確保であるという。HDW社はこれま
でに、214級潜水艦３隻を確保する張保皐II初期事業として建造・設計技術は移転してきた
が、兵器搭載技術の移転を拒否してきた。軍関係者は17日、「最近、214級６隻追加事業で、
魚雷発射管開閉技術など重潜水艦技術の核心となる兵器搭載技術を移転することでHDW
社と合意した」と初めて明らかにした。魚雷発射管開閉技術は深い水深で魚雷発射管の蓋
を開閉する高度の技術だ。
韓・中・日と北朝鮮は、戦略兵器である3000トン級重潜水艦と核潜水艦の開発競争で、熾
烈な「水面下の戦争」をしている。中国は１～２ヵ月前、核兵器搭載大陸間弾道弾の搭載が
可能な核戦略潜水艦の進水式を行ない、北東アジアの潜水艦戦争に火を付けた。日本は
2008年に、AIP燃料推進システムを備えた16SS級(排水量3800トン)最新型ディーゼル潜水
艦の開発を目前にしており、韓国との潜水艦技術の格差は10年以上開いている。北朝鮮も
ロメオ級(1800トン)22隻を主軸とし、サンオ級(300トン)21隻、200トン級以下の潜水艇 45隻
など、世界で一番よく訓練された最精鋭潜水艦部隊を運営しており、2004年の77隻から２
年間で88隻へ11隻を増加させるなど、潜水艦競争を加速化している。
▽ソース：文化日報（韓国語）
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