07/05/19 11:47:54
日本民主党の岡田克也元代表(53)は
「戦争放棄など平和憲法の根幹になっている第9条の原則を必ず守らなければならない」と語った。
岡田元代表は17日、中央日報との単独インタビューでこのように明らかにし、
「ただ、国連安全保障理事会の決議によって平和維持活動(PKO)に参加した場合に限り、
自衛隊の武力行使を認める必要があると考える」と付け加えた。
04年5月から05年9月まで党代表を務めた後、現在副代表に就いている岡田氏は「早ければ2011年ごろ、
自民党が9条改正を含む改憲案を通過させるという話があるが、9条が対象になれば、
連立与党の公明党と野党の民主党の反対で改憲は実現しないはずだ」と展望した。岡田氏は次期代表に有力視されている。
以下は一問一答。
--今週、憲法改正の手続きを定める国民投票法案が成立した。民主党は今後どんな立場をとるのか。
「9条の精神は、誰かが日本を攻撃すればこれに反撃する自衛権を持つが、海外での武力行使はできないというものだ。
60年前、戦争を反省して日本が自ら手を縛ったのだ。 基本的にこの考えは維持されなければならない。
ただ、国際社会貢献のために‘国連安保理決議’がある場合、限定的にこれを認める余地はあると考える。
ドイツも北大西洋条約機構(NATO)内では武力行使に参加している」
--安倍首相はなぜ9条全面改正にこだわっていると思うか。
「日本人の手で憲法を作らなければならないという意味付けをしているようだ。
しかし過去になぜそのような戦争をしたのかに対する‘総括’を日本政府がして、
戦後に平和憲法が成し遂げた役割と貢献について評価しなければならない。
しかし安倍首相は総括を歴史家に任せるべきだと主張し、平和憲法の評価もしていない」
--自民党が改憲通過ライン(衆院・参院でともに3分の2以上)確保のため、
民主党の保守派を引き込んで政界改編をするという分析もあるが。
「可能性は全くない。むしろ自民党内でも安倍路線に抵抗感を抱く人もいるはずだ」
--自民党が9条改憲に動けば民主党はどうするのか。
「おそらくそういう事態にはならないだろう。 (3分の2確保が)容易ではないからだ。
今回の参院選で野党が過半数を占める可能性も十分にある」
--現在、憲法解釈で禁止している集団的自衛権を認めるかという問題も争点の一つだが。
「安倍首相は4つの類型で集団的自衛権行使を認めようとしている。
(安倍首相のように)集団的自衛権として認めなくてもよいと考える」。
--北朝鮮の核問題に対して日本だけが強行論を展開しているという指摘もあるが。
「拉致か、核か、という選択は必要ない。 両問題を同時に解決しようという姿勢が必要だ。
日本もこの地域で主要役割をしているだけに、非核化のためにリーダーシップを発揮しなければならない。
あまりにも硬直した態度をとる必要はない」
東京=金玄基(キム・ヒョンギ)特派員
ソース:中央日報(2007.05.19 09:50:34 配信)
URLリンク(japanese.joins.com)