07/05/18 20:33:42
国策研究機関の院長が公開の講演の席上で女性を侮辱する発言をし、物議を醸している。
情報技術(IT)関連の国策研究機関、情報通信政策研究院の石鎬益(ソク・ホイク)院長(55)は16日午前、
ソウルのロッテ・ホテルで行われた「21世紀経営者クラブ朝食会」で企業の代表ら約30人が出席する中、
「わが国のITの現況および2007年の展望と当面の課題」をテーマに講演した。
出席者らによると、石院長はこの席で、21世紀の成長動力の一つとして「女性労働力の活用の重要性」について話す中、
突然「女性は男性より進化した。女性は穴がもう一つあるじゃないか」と発言したという。
このとき出席者の一部は大笑いしたが、女性を含む多くの出席者は沈黙した。
石院長の発言は、聞き手によっては単純な「失言」と取れるかもしれないが、
女性を侮辱する印象を与え得ると指摘されている。弘益大の女性学講師ミン・ガヨン氏は
「石院長の発言には、女性を男性と同等な人格ではなく“体”や“性的対象”と見ている潜在意識が反映されている」と分析した。
これについて、石院長は17日、
「これからは女性たちが重要な役割を果たすことになるだろうという話をしようとしただけで、
女性を侮辱する考えはまったくなかった」と釈明した。
また、昨年7月、湖南(全羅道)侮辱発言によりハンナラ党を離党したイ・ヒョソン京畿道光明市長が、
今度は黒人侮辱発言で物議を醸している。
民主平和統一諮問会議光明市協議会は17日、光明市協議会と米国のワシントン協議会との
姉妹提携締結式が行われた14日、光明市内での昼食会でイ・ヒョソン市長が
「ワシントンD.C.に行ったら黒いやつがいっぱいいたよ。あんな怖いところでどうやって暮らすんだ。
わたしは夜、怖くて外に出られなかった」と話していたと明らかにした。
パク・ジョンチョル光明市議会長は「その場にいた15人のワシントン協議会一行のうち、
黒人人権運動を行っているイ某氏やチェ某氏=女性=らは腹を立てて外に出ていった」と語った。
米国ワシントンD.C.地域の韓国人たちで構成された民主平和統一諮問会議ワシントン協議会は、
光明市協議会と対北支援事業などに関する姉妹提携を結ぶため、12日に来韓していた。
これについてイ・ヒョソン市長は「ワシントンD.C.に行ったとき、ガイドが“黒人たちが多いので
夜は外に出ないように”と注意していたのを思い出し、その話をしたのだと思う。
“黒いやつ”という表現を使ったかどうかは覚えていない」と語った。
また、イ市長は「ワシントン協議会一行がワシントンに到着次第、電話をかけて謝罪するつもりだ」と話している。
キム・ジョンホ記者 光明=クァク・アラム記者 朝鮮日報/朝鮮日報JNS
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