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親中国派議員、天安門事件めぐり「軽率」発言 香港
2007.05.16 Web posted at: 18:46 JST- CNN/AP/REUTERS
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香港─
香港立法会議員である左派親中派政党・民主建港連盟の馬力主席は16日、1989年の
天安門事件をめぐる自身の発言が猛反発を呼んだことから、騒動の幕引きを図った。
英字紙サウス・チャイナ・モーニング・ポストによると、馬主席は15日、記者団に対して、
外国人が事件について判断するべきではないと述べ、政府が公式見解を示す必要性を
指摘した。さらに、「中国共産党が人々を虐殺した、と言うべきではない。誰も殺され
なかったとわたしは決して言っていないが、あれは虐殺ではなかった」と発言した。
馬主席はまた、天安門事件で流血の事態があったなどと授業で教えている学校教師に
不満を表明したとされる。
民主重視の反中派政党・民主党の張文光議員は「香港人には受け入れ難い」発言だと述べ、
馬力主席を「冷血」と非難。民主建港連盟内部からも、馬力主席の発言に不快感を示す声が
上がり、遺憾の意を表明する議員も現れた。
馬主席は公共放送RTHKラジオに対し、天安門事件を理性的に見るよう求めるのが発言の
意図であり、天安門広場での民主化運動で命を落とした人々を侮辱する考えはなかったと釈明。
一部報道によると、馬主席は発言が軽率だったことを認めたという。
ただ、馬主席は、虐殺や流血の事態などとする事件の説明が不完全で不正確だと述べ、
事件の真相を究明していく考えを明らかにした。