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【外国人研修】「この業界はもうだめ。でも借金だけは返したいから切羽詰まって中国人研修生受け入れ」→新たに200万円の赤字 - 暇つぶし2ch1:依頼@レコバφ ★
07/05/13 23:12:12
 「連日の長時間労働でとても疲れて休みます」。三沢市の縫製会社「堀内縫製」で働いて
いた中国人技能実習生、蒋凌雲さん(32)、金英さん(35)、楊娟さん(31)の3人は昨年
11月13日早朝、社員寮を抜け出し、手紙を会社にファクス。支援団体に保護された。

 だが、3人や家族が思い描いた「日本」はそこになかった。朝8時から深夜11時まで、ミシンや
アイロン台に向かい続ける。1年目の研修手当は月6万円。制度上認められていない残業を
したが、手当は時給350円。同県の最低賃金約605円にも及ばない。2~3年目の実習生の
ときは、月給10万5800円になったものの、寮費、光熱費として3万円弱を差し引かれ、余裕
はできなかった。

 日本人の従業員と比べ、作業は遅く、仕上がりは見劣りした。
会社の業績は上がらず、社長からは「君たちのせいだ」と責められた。楊さんは「中国人は奴隷
としか思われていなかった」と言う。単純作業のストレスも重なり、金さんは体調を崩した。


同社の堀内喜久三社長(63)は

「『休みはいらない。中国で慣れているからどんどん残業したい』。
そう言っていたのは彼女たち」と反論する。
「残業代は3人と話し合って決め、3人が待遇の不満を訴えたことは一度もなかった」
と言う。

 東京・上野の洋服問屋を辞め、74年、三沢市内の実家近くに小さな工場を構えた。80年代
後半は売り上げが伸びたが、90年代に入り、中国などアジア諸国との低価格競争で、
経営が行き詰まった。

「中国の工賃が安いので、日本の工賃も下げざるを得ない。
県の最低賃金額が上がれば、家族の給料はほとんどなくなる」。

 04年の負債は1000万円以上に膨らんだ。
「この業界はもうだめ。でもなんとか借金だけは返したいと思った」。
研修生制度の話を聞き、10人以上いたパートの日本人に退職してもらい、
9人の研修・実習生を受け入れた。
「なんとかがんばっていけるかも」と期待したが、結局、経営は好転しなかった。

 県南アパレルに支払う管理費などの費用が1年目だけで年間170万円。
中国の公司にも54万円。昨年11月には、蒋さんら3人の訴えを受けた十和田労基署が
同社に是正勧告し、実習生時代の残業代と最低賃金の差額として、
1人あたり約120万円を支払った。
昨年、新たに200万円の赤字を出した。

 堀内社長は取材に
「切羽詰まって研修生を受け入れた。
最低賃金以上を払うのなら、そもそも彼女たちを雇わなかった」
と本音を吐露した。
URLリンク(www.mainichi-msn.co.jp)


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