07/05/11 21:23:49
第17回国際水路機構(IHO)総会(7日から11日)が開かれているモナコのレーニエ3世国際会議場では10日、
海図集に「東海」を表記するか否かをめぐり、韓国・北朝鮮と日本が激しい舌戦を繰り広げた。
IHOは安全な航海を支援し、海洋環境を保護する目的で1921年に創設された国連教育科学文化機関(ユネスコ)」
傘下の機構。複雑かつ煩雑な技術的問題を扱う組織であるため、総会にも海軍の元提督などの専門家だけが
出席する「静かな」会議だった。
ところが、53年に発行された海図集「大洋と海の境界」第3版の改訂版(第4版)を五十数年ぶりに新たに作成
するこの「静かな」会議の席で、現在の「日本海(Sea of Japan)」表記を引き続き維持しようとする日本と、
「東海(East Sea)・日本海併記」を主張する韓国が激突した。
10日午前9時(韓国時間午後4時)、韓国代表団の宋永完(ソン・ヨンワン)首席代表(外交通商部国際機構局局長)
は8分間にわたって発言し、「これまでの5年間、韓国は日本と何度も両者で協議を開き、東海呼称問題を解決
しようと努力してきた。しかし、日本が“日本海単独表記”に固執し続けるため、何ら成果を収めることができなかった」
と日本の対応を批判した。
続けて北朝鮮が加勢し、北朝鮮代表団のチョ・ギョンオ首席代表が「“日本海”が国際的に知られるようになったのは、
日帝強制占有期の1929年、朝鮮が出席不可能な状況でIHOがこの海域の名称を採択したため」と主張した。
これに対し、日本の西田英男首席代表は「“日本海”は日本帝国主義の産物ではなく、これまでの200年間で確立した
名称」との論理で反論した。
なお西田代表は、海上保安庁海洋情報部部長を務めた人物で、11日のIHO総会で協議される新任理事の選出にも
立候補している。
ところで、この40分間にわたる討議で韓国と日本の主張が平行線をたどり続けると、総会の進行役を務めるウィン
フォード・ウィリアムズ議長が休憩時間に韓国・日本・北朝鮮の代表を壇上に呼び集めた。そして、その場で韓日の
間で論争になっている海域を削除した状態で「大洋と海の境界」第4版を公式発行する案を提案した。
これは、IHOの立場としては、五十数年ぶりに進められている海図集第4版の発行が、東海(日本海)呼称問題のため
「お蔵入り」が続く状況を放置することはできないためだ。議長の提案に日本代表団は「日本海単独表記がわれわれの
公式見解だ。これを変更する理由を見いだすことができない」と否定的な態度を示した。
しかしこの提案は、韓国代表団としては非常に鼓舞されるものだ。なぜならば、日本の反対でIHO海図集が発行
できなくなった場合、日本も相当な心理的負担を感じざるを得なくなるためだ。
なお、韓国政府の調査によれば、全世界で東海・日本海を併記または東海を単独表記した地図は23%程度に達する
という。日本政府の調査でも、2000年に全世界の地図で東海を表記していたのはわずか2.3%だったが、06年には
18%に増えている。つまり、「東海」表記を支持する国際世論が次第に広がっているのだ。
従って、韓日の論争により海図集から東海の海域の名称が削除されたということを全世界が知ることだけでも、東海は
国際的認知度が高まる重要なきっかけをつかむことになる。
ソース:朝鮮日報
URLリンク(www.chosunonline.com)
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