07/05/06 09:05:34 BE:48504342-PLT(10225)
埼玉縣信用金庫(本部・埼玉県熊谷市)の現金自動預け払い機(ATM)に2005年12月、盗撮カメラが仕掛けられ
現金が不正に引き出された事件で、山口県警が事務所荒らしで逮捕した4人の中国人グループが関与を認める供述を
していることが5日、わかった。
埼玉県警は近く、4人の身柄を同県警鴻巣署に移し、窃盗や建造物侵入容疑で再逮捕する。
4人はいずれも中国福建省出身の男(25~39歳)。調べによると、4人は05年12月、埼玉県内の同信金出張所に
侵入してATMに小型カメラを設置。盗撮で得た口座番号などの情報を、データが記録されていない磁気テープ付き
「生カード」に転写し、県外のATMから現金数十万円を引き出した疑い。4人は06年5月に山口県内で起きた事務所荒らし
で逮捕され、翌月、建造物侵入と窃盗未遂罪で起訴された。
調べに対し、100件以上の事務所荒らしにかかわったと自供。さらに、「埼玉県内のATMに設置した盗撮カメラでカード情報
を入手し、現金を引き出した」と供述した。4人は「現場での指示役」「カメラの設置役」「現金引き出し役」などの役割を分担
していたとみられる。
同信金では05年12月21日以降、埼玉県上尾市など13か所の出張所のATMで盗撮カメラが見つかり、約50口座から
計約3250万円が不正に引き出された。埼玉県警は防犯カメラの解析から、4人を含む十数人の中国人グループが関与
しているとみており、別の窃盗容疑などで指名手配されている中国人の男2人(25歳と31歳)も同信金の事件に関与した
と断定、行方を追っている。
一方、東京都内などでは旧UFJ銀行(現・三菱東京UFJ銀行)のATMにも盗撮カメラが仕掛けられ、「生カード」を使って
キャッシュカードが偽造される事件があり、同県警はこれらの事件にも中国人グループが関与しているとみて、警視庁と連携して
一連の事件の全容解明を目指す。
(2007年5月6日3時2分 読売新聞)