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■米下院委員会が中国非難 国務副長官は「変化」も指摘
2007.05.02 Web posted at: 17:10 JST- CNN/AP
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ワシントン─米下院外務委員会は１日の公聴会で、弾道ミサイルによる衛星破壊実験や
国防費増大、妊娠中絶の強要、脱北者の強制送還による国際法違反などの広範な問題に
ついて、中国を厳しく非難した。議員らは来年予定されている北京五輪の開催に繰り返し
懸念を表明し、問題改善に乗り出す必要性を指摘した。
証言を行ったネグロポンテ米国務副長官は、中国の軍拡の動機が不明であり、米国と中国の
近隣諸国にとって懸念事項になっていると述べ、「（中国は）国防予算や政策、意図を開示
するべきだ」と指摘した。
ネグロポンテ副長官はその一方、北朝鮮核問題をめぐる国連安全保障理事会の制裁決議案を
支持するなど、少し前にはあり得なかった動きも見られるとして、中国当局が変化しているとの
認識を示した。副長官はさらに、中国と東アジア諸国の関係改善を挙げ、貿易関係の強化と
中国の外交手腕の向上が「明るい進展」だと語った。また、１月の衛星破壊実験について、
中国の軍部が独自に実施し、政界指導者が把握していなかった可能性があると述べた。
公聴会には、スーダン西部ダルフール紛争への中国の対応を批判する人々も出席。
一部下院議員もスーダン政府を支持しているとして中国を批判し、ネグロポンテ副長官が
同意した。ブッシュ米政権は、ダルフール紛争が「虐殺」だとの見解にある。