07/05/02 23:32:11
LG・具本茂会長「トヨタに学べ」
具本茂(ク・ボンム)LGグループ会長が最近、自ら海外視察に赴いたり、系列会社の経営陣らと
相次ぎ対話するなど精力的な活動を展開している。
具会長は先月25~26日、日本のトヨタ自動車の主要事業所である愛知県の元町工場を訪問した。
この際、カン・ユシクLG副会長のほか具本俊(グ・ボンジュン)LG商事副会長、金磐石LG化学社長、
權暎壽(クォン・ヨンス)LGフィリップスLCD社長ら20数人の経営陣が具会長に同行した。
具会長一行は、工場視察に続き張富士夫トヨタ会長とも面会し、同社の経営理念である「トヨタ方式」
と最高経営陣の役割に関するセミナーに参加した。トヨタ方式とは、生産現場で絶えず業務改善を図り、
費用を削減し生産性を高めるというトヨタ独自の経営哲学を指す。
具会長は「多くの企業がトヨタに学んだが、トヨタの水準には到達していない」と指摘した。具会長は
「われわれが学ぶべきことは、システムや制度だけでなく徹底した“顧客重視”の組織哲学と正しい
価値体系を組織にしっかりと根付かせることだ」とし、CEO(最高経営者)としての役割の重要性を強調した。
具会長はまた、今年初めから毎月3、4回にわたり主要系列会社のCEO及び事業本部長と個別に
面談し対話を行っている。5月初めには、ソウル駅三洞のLG電子デザインセンターを訪問、中旬には
グループ系列会社のノウハウを競う「2007年スキルオリンピック」に出席する予定だ。
5月末にはポーランドに設立したLCD(液晶表示装置)クラスターの完工式に出席し、ディスプレイ
事業戦略を点検する。45万人規模の生産団地には、LG電子、LGフィリップスLCD、LG化学、LGイノテック
など系列4社のほか、東西電子など3つの協力メーカーも加わり、LCD関連部品をテレビなどの完成品に
組み立てる作業を行っている。
LG関係者は「具会長が顧客の期待を越える価値創出を重ねて強調しており、系列会社全般にわたり
品質・デザイン・サービスの変化と革新作業が急ピッチに進められている」と話した。
キム・ヒソプ記者
朝鮮日報/朝鮮日報JNS
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