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【毎日新聞】中国人を使った731部隊の人体実験などの戦争責任に目を向けぬ医学界[04/28] - 暇つぶし2ch1:カイワレ大根φ ★
07/04/28 18:55:35
現場から記者リポート:医の倫理 戦争責任に目を向けぬ学界 /滋賀

 ◇繰り返される医療過誤や薬害被害--「人命軽視」の体質に

 中国人を使った731部隊の人体実験など戦時中の医師や医学界の戦争責任を考える「戦争と医学」
展が6~8日、大阪市で開かれた。関西の医師や開業医の全国組織「全国保険医団体連合会」などが
実行委員会(委員長・西山勝夫滋賀医大教授)をつくり企画した。戦後60年以上たった今、なぜこの
催しが開かれたのか、考えた。【高田房二郎】

 731部隊(関東軍防疫給水部)は戦時中、満州(現・中国東北部)でペストやコレラ菌などを
使った兵器を作り、細菌戦を展開。中国人捕虜などで人体実験や生体解剖を繰り返した。

 展示は同部隊の加害事実を中心に、朝鮮半島などの植民地や戦時下の占領地で行われた医学、医療
の実態を明らかにし、そうした体制を支えた医学会の責任を検証。最終日の国際シンポジウムには、
中国731部隊罪証陳列館の王鵬館長らが参加し、医の倫理について意見交換した。

 なぜ医学界の戦争責任なのか。同展事務局の原文夫・大阪府保険医協会事務局参与は、「戦後繰り
返された医療過誤や薬害被害が、過去の戦争責任と向き合わない医学界の風土と深くかかわっている
から」と話す。

 戦後最悪の薬害と呼ばれた薬害エイズ事件。薬禍を引き起こした旧ミドリ十字の前身「日本ブラッ
ド・バンク」は731関係者が設立し、部隊以来の「人命軽視」の体質が指摘された。

 医学の道を外れ残虐行為を繰り返した同部隊は終戦後、生物兵器の実験成果を独占したい米国が
取り引きし、関係者は刑事免責に。大学に戻った元隊員は部隊で得たデータを活用した研究で後進を
指導、一部は医学界の重鎮となり、責任を問われることはなかった。

 実行委は、大阪で開かれる4年に1度の日本医学会総会の企画として同展を開くよう要請を行ったが、
総会側は公式企画としての開催に難色を示し、結局協賛イベントとして有料出展するにとどまった。

 展示にあわせて、実行委が全国80の医学部・医科大にアンケートしたところ、回答があった40
大学のうち医師の戦争犯罪に関する講義やゼミを設けているのは9大学しかなかった。

 シンポジウムに一般参加した731部隊元衛生兵の男性(88)=三重県尾鷲市=は、部隊での人体
解剖の様子などを明らかにした上で、「こんな不正が行われた事実を、はっきり社会に示さなければ
いけないと思った」と心情を語った。

 同展の実行委員たちは、次の医学会総会で、総会自らの取り組みとして「戦争と医学」展を開く
よう働きかけを続けることにしている。

 科学の進歩は、失敗に学ぶことから始まる。医学界が負の歴史から目をそらし続けるなら、医の
倫理の確立は足踏みしたままとなる。

毎日新聞 2007年4月28日
URLリンク(www.mainichi-msn.co.jp)


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