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■日本の司法府が慰安婦拉致を認定 … 安倍、窮地に
～ 慰安婦非難決議案にも影響の可能性
日本の最高裁判所が27日、第二次大戦当時に日本軍が軍隊慰安婦を強制動員した事例が
あることを事実上認めたことで、「慰安婦強制動員の証拠は無い」と主張してきた安倍首相の
変化が注目される。
今回の判決はまた、アメリカ下院に提出された日本軍による慰安婦強制動員を非難する決議
案にも影響を及ぼすと思われる。
安倍首相は26日、アメリカ訪問中に米議会の指導者らと会見した席で、慰安婦問題について
「（これまで）私の真意や発言が正しく伝わらなかったと思う。辛酸をなめた元慰安婦の方々に、
個人として、また首相として心から同情し、申し訳ないという気持ちで一杯だ」と語った。
しかし安倍首相は、慰安婦強制動員の有無については言及しなかった。アメリカ訪問の前に
何回か行なわれた会見でも安倍首相は、強制動員問題については言及を避け、「元慰安婦
が受けた苦痛」について謝罪するという立場を固守した。
このため、安倍首相の「お詫び」言及は、韓国・中国など慰安婦問題当事国は勿論のことアメ
リカ国内の世論まで極度に悪くなった点を勘案して、訪米を控えた状況で自らに対する反発
世論を和らげるための一時しのぎではないか、との指摘が日本国内でもなされている。
しかし最高裁判所が27日、軍隊慰安婦被害者およびその遺族と、日本軍によって強制連行
されて日本企業の鉱山等で強制労動に従事させられた被害者およびその遺族とが提起した
訴訟を棄却する過程で、慰安婦拉致を認めたことで、安倍首相は「強制動員の証拠は無い」
という主張をこれ以上固守することができなくなった。
裁判所が判決文で、「旧日本軍の（軍隊慰安婦訴訟の原告らに対する）拉致・監禁・暴行に
よって、原告らが多大の精神的・肉体的苦痛を受けたことは認められる」として、拉致・監禁・
（性的）暴行の事実を認めたからだ。
しかし安倍首相や側近たちの反応は、いまだ確認されていない。あいにくにも先週予定され
ていたこの事件の判決が、安倍首相の訪米期間中の27日に持ち越されたからだ。
これによって、日本時間で28日未明に予定されたブッシュ大統領と安倍首相との首脳会談
が注目される。自らの訪米期間中に、国内最高司法機関が慰安婦強制動員を認めたことで、
安倍首相としてもこれ以上これを否認したり沈黙を通したりするのが難しくなったからだ。
特に、これまで慰安婦強制動員は無いとし、慰安婦非難決議案が「誤った事実に依拠して
いる」と主張してアメリカ下院通過阻止のロビー活動に尽力してきた日本政府・与党やロビ
イストらの論理も、これ以上力を得ることができなくなり、今後の推移が一層注目される。
既に野党側は安倍首相に対して、慰安婦強制連行を認めるよう求めた。日本共産党の市田
忠義書記局長は声明を出して、「安倍首相は、『強制連行の事実は無かった』などの歴史事
実を欺く言動を、直ちに撤回すべきだ」と圧迫した。社民党の又市征治幹事長も、「暴行に遭
ったという事実を認めながら救済の道を閉ざしてしまったことは、大問題だ」と指摘した。
民主党の朝日俊弘「次の内閣」内閣府担当大臣は、「被害に遭った方々の大部分は、今も
傷を癒すことができない。人道的見地から、内外被害者の救済論議を続けるべきだ」と指摘
した。
▽ソース：聯合ニュース（韓国語）（2007/04/27 21:50）
URLﾘﾝｸ(www.yonhapnews.co.kr)
▽関連スレ：
【国内】最高裁、慰安婦訴訟含む他の戦後補償４訴訟でも原告側の請求を棄却 [04/27]
ｽﾚﾘﾝｸ(news4plus板)l50
> 訴えていたのは、山西省出身の郭喜翠さん（８０）と故・侯巧蓮さんの遺族。一、二審とも軍が
> １５歳の郭さんと１３歳の侯さんを連行、監禁、強姦した事実を認定したが、請求を棄却した。