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【ウーティ（インド南部タミルナド州）２２日】
中国は２２日、インドとの国境をめぐる対立を解決するため、同国に協力を求めるとともに、
合意が成立すれば両国国民の利益になると表明した。
中国の戴秉国外務次官が２０日から当地で、インドのナラヤナン国家安全保障顧問と国境
問題について数回にわたり会談した後、記者会見して語った。
戴次官はその中で、「われわれは良き友、良き隣人、良きパートナーになる必要がある。
中国とインドの成り行きを全世界が注目している。われわれは両国民の共通の利益のため
に協力しなければならない」と強調した。
そのうえで、「こうした国境交渉はこの目標を達成するために行われている」と付け加えた。
ナラヤナン顧問は「国境問題を解決するための交渉は、解決策を見いだしたいとの両国
の強い決意を反映して、十分に進展している」と述べた。
国境をめぐる両国の対立は、１９６２年の国境紛争の負の遺産で、この対立の解決を加速
するため、２００３年に両国が特別代表を任命し、国境交渉を進めてきた。今回で交渉は
１０回目。インドは中国がインド領土を３万８０００平方キロ占領していると主張。これに対し
中国は、インド北東部のアルナチャプラデシュ州の９万平方キロを自国領土と主張している。
６２年の国境紛争後も、正式な停戦ラインは確立されていない。
〔ＡＦＰ＝時事〕
写真は中国の戴秉国外務次官＝左＝と握手するインドのナラヤナン国家安全保障顧問
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ソース：gooニュース（元ソース 時事通信）
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