07/04/26 23:59:52
テレビのスリム化で衰退の危機が叫ばれていたブラウン管が再び脚光を浴びている。
液晶ディスプレー(LCD)やプラズマ・ディスプレー・パネル(PDP)が台頭する中、メーカー
各社が厚さ30センチメートル以下の薄型ブラウン管を開発。手ごろな価格で需要が増え、
各社は生産拡大に乗り出している。
昨年6月から厚さ29.9センチ(21インチ型)の「ウルトラビクスリム」の生産を開始した
サムスンSDIは、生産拠点の拡大に乗り出している。
先月末に「ビクスリム」(同35.2センチ)の量産を開始したマレーシア法人は今月23日、
「ウルトラ・ビクスリム」の量産もスタートした。
これにより、同社の薄型ブラウン管の生産拠点は韓国、中国、メキシコ、ハンガリーを
合わせ5カ所に増えた。年内にブラジルにも生産ラインを新設する方針。
サムスンSDIと供給先のサムスン電子は今年、ビクスリムを搭載したテレビを1,000万台
以上販売する目標を立て、協力を強化している。
「スーパースリム」(厚さ35.0センチ)と「ウルトラスリム」(同29.6センチ)を生産中の
LGフィリップスディスプレーは今年の生産目標を昨年の2倍以上に設定。
「スーパースリム」を生産している韓国、中国、インドネシア工場の年産能力を昨年の
合計400万台から同1,000万台に増やす。また、国内だけで生産している「ウルトラスリム」
を今年は中国、インドネシア工場にも拡大し、合わせて年200万台を生産する計画だ。
■年平均130%成長
薄型ブラウン管が人気を集めている背景には、「よりスリムに」というテレビ市場のトレンド
を満たしながら、LCDやPDPを使ったフラットテレビに比べ価格が40%以上安いことがある。
薄型ブラウン管テレビは、中東やアジアなど新興市場や北米市場ではフラットテレビに
劣らない人気をみせている。
薄型ブラウン管テレビ市場は2005年の200万台から今年は2,200万台に拡大し、2010年
には5,100万台と年平均130%の勢いで成長するとみられている。
依頼スレ>>769さんの依頼で立てました。
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ソース:Yahoo!ニュース(元ソース NNA)
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