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北朝鮮を脱出した脱北者で、大阪在住の千葉優美子さん(46)=韓国名・高政美=が24日、米下院人権議員連盟で証言し、
北朝鮮でおきた飢饉の際、1カ月以上にわたり飢え死にした人々を運んだことや、収容所での拷問など、
食糧不足に苦しむ北朝鮮の悲惨な生活、人権弾圧の実情を涙ながらに訴えた。
千葉さんは3歳のときに両親とともに日本から北朝鮮に渡り、大学の教員をしていた。1995年に北朝鮮を
襲った飢饉(ききん)の際、学生らと餓死者を人々に見つからないよう埋める作業を強制的にさせられた。
千葉さんは「胸が張り裂ける思いがした」と語った。
千葉さんは2000年に中国に逃れたものの、数年して再び北朝鮮に送還された。北朝鮮では収容所で拷問を受け続けたという。
まわりには、同じように中国から北朝鮮に送り返されてきた人たちが収容されていた。
「ある老婦人は、韓国にいる娘に会いたいと訴え続けていた。あるとき彼女は看守から番号で呼ばれて監房を出たまま、
戻ってこなかった。気の毒でたまらない」と千葉さんは時折、言葉に詰まりながらも、収容所の悲惨な状況を伝えた。
収容所を出た後、再び中国に渡り、05年7月に日本に戻った。
千葉さんは「日本に戻ったら、日本で活動する親北朝鮮団体を告発したい。
彼らは北朝鮮の独裁体制を支援すべきではない」と強調した。
会を企画した米人権団体は千葉さんについて日本人と説明していたが、
千葉さんによると、このほど韓国籍を取得したという。
北朝鮮は1990年代に干魃(かんばつ)や洪水による飢饉(ききん)に見舞われ、
米国の非政府組織(NGO)の推計では60万人から100万人が死亡した。
ソース:産経iza
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