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中国と国境を接するベトナムやミャンマーをはじめタイ、シンガポール、マレーシアなど東南アジア各国で、
偽人民元札の流通が深刻化している。中国紙、国際先駆導報が24日までに報じた。
同紙は「昨年以降、人民元の対ドル相場が上昇したことを受け、地下の闇活動が猛威を振るっている」
と指摘した。
中越国境付近でマンガン鉱石開発に投資し、中国商人と取引する、あるベトナム人は昨年から人民元
による現金受け取りを拒否。米ドルや銀行を通じた送金を要求しているという。
このベトナム人は「国境付近には偽人民元札が非常に多く、わたしが受け取った1万2千元(1元=約15・5円)
のうち900元が偽札だったこともある」と指摘した。
同紙によると、ベトナム、ミャンマーなどの中国国境付近で開業する両替商が「偽人民元札流通のルート」に
なっている。
中越国境付近にはこうした両替商が600以上あるというが、両替商の多くは偽札の識別ができない。
さらに東南アジアへの中国人旅行客が急増し、人民元が流通するにつれ、偽札が紛れ込むケースが多くなっている。
同紙は「人民元の偽造防止に対する認識が依然として低い。
偽人民元札が東南アジアではんらんする状況が続けば、人民元の国際的信用は損なわれるだろう」と警告した。
(北京 時事)
ソース:business-i
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