07/04/25 10:52:27
By Norimitsu Onishi
戦時中、セックス奴隷として扱われた老齢の犠牲者への賠償要求に直面した日本は、1995
年にアジア女性基金を設置した。それは第二次大戦後の全ての個人に対する請求権は、
戦後の条約により免除されていると断言してきた日本にとって大幅な譲歩であった。
しかし、基金だけで和解を探ろうとした日本は大変被害国内での怒りを煽った。予定通り
先月終了した基金からお金を受け取ったのは、元セックス奴隷の人々のうち、何分の１に
しか過ぎなかったのである。
２つのアジアの政府では、より多くの女性達が日本からの金を受け取ることを思いとどまら
せようと、自身で資金を提供したほどだ。主要な問題は日本政府が、個人的なものとして
基金を設立し、「償い」の支払いは一般市民からのものであると明らかにしたことだった。
日本国内外の評論家は基金を、戦争の最も醜い面に対し完全な責任を取ることを避ける
為に、日本政府が別方向に無理に捻じ曲げた試みだとみなしている。
インドネシアの戦争捕虜キャンプから連れ出され、1944年に3カ月間日本人の軍事売春宿
で、やむを得ず働いていた84歳になるオランダ人女性Ellen van der Ploegさんは「私が基金
を受け取らなかったのは、それが日本政府からのものではなかったからです」と語る。
「人生において誤りを犯したなら、”私を許してください”という勇気がなければなりません。
なのにこの日まで、日本の政府だけが完全な責任を取っていないのです。これが純粋な
公金なら私は受け取ることが出来たのですが。」
「なぜ私が個人的な日本人からのお金を受け取らなければならないのです？それに彼ら
も戦争中は犠牲者だったんですよ。」と電話での取材にオランダのHoutenから彼女は話し
てくれた。
一つの方法として悪しき過去を正すため米下院が、日本政府に対し戦時中におけるセックス
奴隷制度での役割を認め、それを謝罪するよう呼びかける決議を審議している時にも日本
はアジア女性基金に固執している。
基金から償い金を受け入れた元セックス奴隷の大部分は、批判を避けるために隠し通して
いる。（セックス奴隷を）従軍慰安婦と婉曲された名称で知られた女性らが、個別に賠償
された韓国・台湾・フィリピン、およびオランダの4つの国では、女性と彼女らの支持者が
償い金を受け入れることに関する意見の相違で深く分裂している。
償い金を受け入れることを支持した人さえ、日本の安倍晋三首相が最近日本軍が女性を
強制的に性奴隷制度に組み込んだ役割を否定した意見の補強こそが、基金の道徳的に
明快な欠如を反映していると語っている。
(>>2以降に続きます）
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依頼スレ>>699さんの依頼で立てました。
ｽﾚﾘﾝｸ(news4plus板:699番)
ソース：ヘラルドトリビューン（April 24, 2007）（英語：誤訳あったらごめんなさい・・・。）
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