07/04/21 15:01:35
■石炭採掘での浪費を指摘、2007年中国エネルギー白書
さきごろ2007年の中国エネルギー白書が発表された。白書は炭坑の石炭回収率が
極めて低いことを指摘し、改善を訴えた。
白書によると、中国の石炭回収率は30%。これは1トンの石炭を得るために、2トン以上の
無駄が出ることを意味する。アメリカ・オーストリア・ドイツ・カナダなどの先進国では
石炭回収率は80%にも達し、1トンの石炭を得る時に出る無駄はわずか200kgから300kgだ。
30%という数字は中国全体の平均で、小規模で技術水準が低い郷鎮起業では回収率は
10%~20%と極めて低い。中国の石炭採掘量の半数以上は小炭坑に担われている。
企業の母体が小さいため、新技術の導入も遅々として進まない。
白書は回収率を50%にすることができれば、毎年30億トンの石炭を節約するのと同じ効果があり、
中国の炭坑の可採年数を30年も延長することが可能だと指摘した。(翻訳/編集・KT)
URLリンク(www.recordchina.co.jp)