07/04/19 12:37:17
米大学乱射:世界のメディアの反応は?
URLリンク(www.chosunonline.com)
犯人の国籍を強調する中国メディア、「個人の問題<米社会の問題」とする欧州
メディア
世界のメディアはバージニア工大で16日(現時時刻)に発生した史上最悪の
銃乱射事件に対し、犯人が韓国人であることが判明した
ことなど関連ニュースを18日に集中報道した。
当初、犯人が中国人であると報じられ、苦痛を味わった中国は汚名を晴らし、
中国人の被害者もいないことが分かって安堵した内容の記事を報じた。中国の国営
英字紙チャイナデイリーは1面トップで「大量虐殺犯は韓国人学生」
(S. Korean student is mass killer)という見出しの記事を掲載した。新華社通信も
事件の報道特集の上段に写真を掲載し「アジア系学生に及ぼす影響は?」との記事で
「中国人学生もアジアの一員として精神的影響を受けている」と伝えた。
ロシアの国営メディアは、論評なしに事実中心に今回の事件を報じたが、一部
新聞社のホームページには反韓感情が込められた投稿が掲載されていた。
「パチムチカ」という投稿者は「異常な韓国人、悪意を持った韓国人に気をつけろ」
とのコメントを掲載した。
また、ロシアに居住する外国人を頻繁に攻撃してきたロシア極右団体スキンヘッド
(skin head)が独裁者ヒトラーの誕生日(4月20日)を契機に動きを見せる可能性が
あり、韓国人に向けたテロが懸念されている。
日本の毎日新聞は社説で「銃による悲劇が繰り返されるたびに、世界の人々は
米国で安心して生活できるのかと疑念を抱く」とし「銃社会のゆがみを解決する
取り組みを米国の人々に期待したい」と伝えた。
欧州各国のメディアも、今回の事件が個人の問題であるというより、お粗末な
銃規制や他人種社会に潜む葛藤や衝突など米国社会の構造的問題によるものと
指摘した。
英紙インデペンデントは「半自動小銃など攻撃武器の所持を禁じた法案の期限
が2004年に終了したにもかかわらず米国はこれを放棄した。これは銃犯罪者が
望んでいたことだ」と報じた。仏紙ル・モンド(Le Monde)は1999年に10数人の死亡者が
発生した米国コロンビア高校の銃乱射事件に触れ「バージニア工大事件は、米国
市民が事件の責任は社会にあるという事実を再確認する機会になる」と伝えた。