07/04/16 20:19:50
旅行ガイドブックの創設者、トニー・ウィーラー氏（６０）が北朝鮮を旅行するのに「最悪の国」に
選んだ。ウィーラー氏は、米国が「悪の枢軸」に定義付けた北朝鮮・イラクなど９の「悪い国」を直
接旅行した後、著述した本『悪い国々（原題「Ｂａｄ Ｌａｎｄｓ」）』で、こうした見方を示した。
７３年に海外旅行ガイドブックの世界最大手「ロンリープラネット」を設立した同氏は自著で、国
別の旅行記とともに▽住民への統制▽テロとのかかわり▽外国に対する脅威▽個人への崇拝
の４分野にわたった「悪の数値（Ｅｖｉｌ Ｍｅｔｅｒ）」を公開した。同基準によると、北朝鮮は１０点満点
に７点でトップ。悪い国９国のうち唯一に全分野にわたってまんべんなく点数を得ている。
北朝鮮に続きイランとイラクが共同で第２位に、リビアが第４位になった。ウィーラー氏によると、
北朝鮮への印象は、一言で映画のオープンセットのようなもの。同氏は、北朝鮮が「表から見ると
本物のように見えるが、近くで見ると全く本物ではない超現実的な（ｓｕｒｒｅａｌ）所」と評した。
北朝鮮のガイドとの笑えない逸話も紹介した。
ウィーラー氏が「偉大な将軍様の息子、金正男（キム・ジョンナム）氏が偽造パスポートで日本
のディズニーランドを訪れようとし逮捕されたことを知っているか」と尋ねると「私は偉大な将軍様
に子女があるかどうかも分からない」と答えたという。同氏は同書を著述した理由について「時々
悪い国と呼ばれる国々がなぜ悪いのかを問い返してみたかった」とし「読者が同書を読んで、
『悪い』というのが極めて相対的な概念だとのことに気付いてほしい」と語った
URLﾘﾝｸ(japanese.joins.com)