07/04/15 13:55:42
■「20年後にはアメリカが衰退し、韓国が強大国として浮上」
~ 『未来の波』(訳注:原題 "Une breve histoire de l'avenir") ジャック・アタリ著
「20年後、韓国の経済と文化は新しいモデルとして世界的な脚光を浴び、韓国の技術力と文化的
躍動性は全世界を驚かせるでしょう。韓国は、『イレブン』と呼ばれるようになる11大強国の中でも
上位を占めるでしょう。」
私たちの胸がいっぱいになるシナリオは、フランス出身の未来学者ジャック・アタリの予測だ。ミッ
テラン前大統領の特別補佐官と、欧州復興開発銀行(BERD)設立時の総裁職を務めたアタリ氏は、
気象異変、金融バブル現象、共産主義の衰退、テロリズムの脅威、携帯電話やインターネットなど
デジタル遊牧民的商品の万能時代を、正確に見通してきた。
そんなアタリ氏が今度は、近未来に起こる世界の権力中心の移動と、これに伴う全地球的な混乱、
そしてその後を継ぐ新たな強大国の出現などを扱った。<後略>
▽ソース:ソウル経済(韓国語)(2007/04/13 17:10)
URLリンク(economy.hankooki.com)
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■「アメリカ帝国の終末 … 韓国が強大国として台頭」
<アンカー>
「アメリカという帝国が没落し、韓国が世界11大強国かつアジア最大の経済国として浮上する。」
正確な未来予測で有名なフランスの碩学ジャック・アタリが語る18年後の姿です。ジャック・アタリ
が予言した未来の50年の歴史を、権オジン記者がレポートします。
<レポーター>
「2025年、国際社会の盟主としての地位を維持するのに疲弊したアメリカは自ら盟主の席を下り、
無風地帯になった支配権力に『イレブン』と呼ばれる11大強国が新しい政治・経済的勢力として
登場する。」
ジャック・アタリは「イレブン」に韓国を含めました。他は日本、中国、ロシア、オーストラリア、カナ
ダ、ブラジルなどです(訳注:残る4国はインド、インドネシア、南アフリカ、メキシコ)。特に韓国は
アジア最大の経済大国となり、韓国的モデルは日本でさえ模倣の動きが起きるほど脚光を浴び
るだろう、と予測しました。
しかしこのような成功を続けてゆくためには2つの災難シナリオを乗り越えねばならないと、強調
しています。北朝鮮の突然の体制崩壊による耐え難い統一費用と、核兵器による武力挑発です。
もっとも理想的な統一形態としては、北朝鮮の漸進的開放と中国をモデルにした体制変化が実
現した後で南北朝鮮が一つに収斂される方式を提案しました。
韓国の出産率が落ちている理由としては、莫大な個人負担教育費と女性解放動向、そして育児
施設の不足を挙げています。したがって人口低下を阻止するためには家族・教育・移民政策の改
革が必要だ、と指摘します。すなわち女性の実質的な産休と出産後の職場保障、異常な競争と
費用を誘発する教育風土の打破、外国の才能ある人材への門戸開放などです。
アタリ氏は、韓国がこれまで世界支配勢力として登場することができなかったのは、製造業と海
洋産業をおろそかにして、エンジニアや科学者、企業家など創造的階級の養成に失敗したから
だ、と主張しました。<後略>
▽ソース:YTN(韓国語)(2007-04-15 01:13)
URLリンク(www.ytn.co.kr)