07/04/14 22:41:09
温家宝が今週日本へ訪問している間に靖国を訪問するとしたら、彼はわずかな風でも
白い花びらを雨の様に降らせる神社の遅い桜を見ることができるだろう。
しかし、そのような静穏も日本人の戦争犯罪人を祀っている神社と、その隣で20世紀の
歴史を改ざんしている遊就館のコンテンツによって南京大虐殺さえも単に「事件」としか
記述されていないことは、1930年代に日本軍によって瞬く間に混乱と荒廃をさせられた
中国から多くの非難を受けることとなっている。
もちろん、中国は靖国神社を頑なに日本帝国主義のシンボルと考えているので、温家宝
は靖国に決して行くことはないだろう。北京は靖国をリトマス試験にしている・・・冷え込んで
いた日中関係が解け始めたように見えるのも、新しい日本の内閣総理大臣、安倍晋三が
神社を訪問するかどうかをわざと曖昧にしているからに過ぎない。博物館では無為に
費やされた人生を讃えている。
博物館は感傷を隠していない。遊就館は印象の強い展示物の解説を英語にも翻訳して
いる日本でも数少ない博物館の一つだ。例えば始めに8世紀の歌人、大友家持による
こんな碑文がある。
"We shall die in the sea / we shall die in the mountains / In whatever way /
We shall die beside the Emperor.(我々は海で死ぬ/我々は山で死ぬ/いかなる道でも/
皇帝のそばで死ぬのだ)
(記者補足 原文:海行かば 水漬く屍 山行かば 草生す屍 大君の辺にこそ死なめ)
また訪問したアメリカ人は、米国が日本に対し1941年に重い制裁を課し、そして中国から
の撤退を呼びかけたことが当時の政府が太平洋戦争を始めざるを得なかった、という
博物館の説明による歴史に関する目新しい意見を得ることができる。
そしてそれらは実際に見直されている・・・1月まで遊就館はアメリカ政府が大恐慌から
立ち直るために日本を騙し戦争に導いたと主張していたのだ。それら歴史的な説明文の
いくつかは最近の改正で削除されたが、外国からの抗議を宥める為のものではないと
靖国の職員は否定している。
確かに彼らはわざわざ日本軍の手によって苦戦したアメリカより、さらに苦しめられた
アジア諸国の気持ちを慰めるようなことはしていない。遊就館の、20世紀前半日本による
韓国植民地化の展示品は日本の帝国主義を弁解しないという裏返しだ。
もし遊就館の唯一の欠点、歴史の曲解がなければ批判の避雷針となるようなことは
なかっただろう。結局神社は政府管理下にはないし、博物館の訳文にも政府の戦争見解
を示したりはしていない・・・ましてほとんどの日本人が(その歴史を)信じている。
本当の意味で博物館に関し不穏だといえるのは、アジア中で数百万の死につながった
帝国主義者のイデオロギーの暗黙の承認と、そのイデオロギー(神風)の最も極端な表現
に対するあからさまな賛美である。
(>>2以降に続きます)
関連スレ:
【靖国神社遊就館】米が批判の記述修正 中国や韓国などアジア関連は変えず[10/06]
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【靖国・遊就館】中国関係の記述も見直し 日本の立場主張は維持[01/03]
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【日中】温家宝首相、安倍首相を牽制-「靖国参拝は二度とするな 約束を守って」 [4/4]
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ソース:TIME(英語:誤訳あったらごめんなさい)
URLリンク(www.time.com)
前スレ
【靖国・遊就館】タイム誌「遊就館は帝国主義と神風賛美。靖国の代替施設が出来れば温家宝も訪問するかもしれない」[04/14]
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