07/04/14 08:59:20
■【ソウルからヨボセヨ】韓国人は桜好き?
ソウルの桜の名所、国会議事堂のある汝矣島(よいど)の桜も満開が過ぎ、韓国の桜シーズンは終盤に入った。
それにしても韓国では近年、どこに行っても桜だ。とくに街路樹やマンション団地、公園、公共施設の周辺などそうだ。
一時は「桜は日本の花だから」といって反日の対象になっていたのにえらい様変わりだ。
韓国では各地で桜の街路樹が名物になっている。有名な南部の鎮海は街中が桜だらけだが、
古都・慶州の街路樹も見事だし、20キロ以上も続く全州・群山間の桜並木はすごい。
日本でなじみの古代・百済の王仁(わに)博士の故郷、月出山のふもとの桜並木も実に風情がある。
“ヨン様”の湖畔都市・春川も桜の街路樹が美しい。「韓国・桜の旅」などいい観光商品になりそうだ。
以前は、桜というと「日本帝国主義の象徴」といってマスコミの反日報道の餌食にされていたが、
最近はマスコミも桜にはおとなしい。
近年の桜ブームは、抑制感を欠いた(?)これでもか、これでもかという旺盛感、満腹感が好きな
韓国人の美意識と関係あるのかな、とさえ思うほどだ。韓国の桜も楽しい。ただその分、韓国の春を
象徴したけなげな感じの黄色いケナリ(連翹=れんぎょう)の印象が薄くなり、韓国オールド・ウオッチャー
には寂しい。(黒田勝弘)
(2007/04/14 08:07)
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