07/04/13 20:21:06
【北京=杉山祐之】13日付の中国各紙によると、中国国土資源省は最近、2006年に国内の耕地面積が
約3067平方キロ・メートル減ったと発表した。
ペースは鈍化傾向にあるものの、13億人の食にかかわる中国の耕地の減少は、確実に進んでいる。
同年、農地開発などで約3673平方キロの耕地が新たに増えたが、一方で建設用地への転用、環境保護対策
としての植林事業などで約6740平方キロの農地が失われ、全体的には大きなマイナスとなった。
減少分のうち、建設用地にされたのは、神奈川県の面積をやや上回る約2585平方キロ。年間平均4500平方
キロ以上が建設で失われた02~03年、同2700平方キロ以上だった04~05年に比べると、乱開発に一定の
歯止めがかかったことがうかがえる。
食糧安全保障の観点から耕地減少に危機感を抱く中国政府は、今後も乱開発防止を徹底する方針。
06年の耕地面積は、約121万8000平方キロ。日本の総面積の3倍強にあたる広さだが、2000年時点に
比べると6万平方キロ以上減った。国民1人あたり耕地面積は9アール強に過ぎない。
ソース:読売
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