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【ワシントン吉田弘之】米ＮＢＣテレビが１０日報じたところによると、６カ国協議の北朝鮮側首席代表、
金桂冠（キムゲグァン）外務次官が、訪朝中のリチャードソン・ニューメキシコ州知事ら米代表団に対し、
マカオの銀行「バンコ・デルタ・アジア（ＢＤＡ）」で凍結されていた北朝鮮関連資金の全面解除を受け、
今後３０日以内に寧辺（ニョンビョン）の核施設を停止し国際原子力機関（ＩＡＥＡ）の査察官を
受け入れると表明した。
リチャードソン知事に同行しているＮＢＣ記者が平壌から伝えた。資金凍結解除に対する
北朝鮮の反応が伝えられたのはこれが初めて。会談内容は、同知事が１１日、ソウル入りした後の
記者会見で公表されるという。６カ国協議では、核放棄に向けた「初期段階措置」の期限を
１４日に設定しているが、これには間に合わない可能性が高い。
一方、ＡＰ通信も米政府当局者の話として、北朝鮮側がリチャードソン知事らに対し
「凍結が解除された資金にアクセスでき次第、ＩＡＥＡ査察官を受け入れる」と表明したという。
マカオ当局は１０日、ＢＤＡの北朝鮮関連口座の凍結解除を発表した。しかし、今後、
曲折が生じる可能性も残っている。
毎日新聞 2007年4月11日 13時18分
ソース：
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