07/04/10 18:11:56
戦時中に中国大陸で、捕虜などに人体実験を重ねた旧日本陸軍731部隊の衛生兵だった
三重県尾鷲市の大川福松さん(88)が8日、大阪市で開かれた国際シンポジウム「戦争と医
の倫理」に出席、「毎日2~3体、生きた人を解剖した」と証言した。当時の体験を人前で明か
したのは初めてで、「不正なことは、社会に、はっきり示さなあかんと思うようになったから」と
語った。
大川さんは早稲田大で細菌学を学び、1941年に召集。44年8月から旧満州(現中国東北
部)にあった関東軍防疫給水部本部(通称731部隊)の「ロ号棟」で、衛生伍長をしていたとい
う。所属した班は、ペストやコレラ、梅毒などの病原体を人体に注射して感染の状態を調べた
り、人為的に凍傷を作ったりしていた。最初は「大変な所に来た」と思ったが、次第に感覚がま
ひし、「そのうち、毎日2~3体解剖しないと仕事が終わらん気になっていった。多い時は1日
5体を解剖した」と証言した。
子持ちの慰安婦を解剖したこともあった。「子どもが泣いている前で、母親が死んでいった。
子どもは凍傷の実験台になった」と語った。
URLリンク(chubu.yomiuri.co.jp)