07/04/10 10:32:30
英経営コンサルティング大手、マーサー・ヒューマン・リソース・コンサルティングが9日まで
にまとめた調査で、企業進出が加速しているインドや中国での生活環境が依然厳しいこと
がわかった。企業は海外駐在員の健康に留意する必要があると指摘している。
調査は世界215都市の医療水準や大気汚染など健康・衛生環境をまとめたもので、
カナダのカルガリーが首位となり、米ハワイ州ホノルルとフィンランドのヘルシンキが続いた。
上位5都市のうち4都市が米加に集中、最下位はアゼルバイジャンのバクーだった。
人口10億以上を抱え巨大ビジネス市場として経済発展が続くインドや中国では健康・
衛生面の改善が遅れ、インド内では最上位のチェンナイが177位、最下位のムンバイは
209位と低迷。インドの都市は廃棄物処理や下水道などの整備が進んでいないという。
また、中国内では上海が最高位の134位、北京が166位で最下位となった。同国では
医療設備の近代化が進み、生活水準が向上しているものの、同社は「大気汚染や廃棄物
処理施設などの整備は特に北京で懸念材料になっている」と環境改善がいまだ不十分で
あることを指摘した。
原油高によるオイルマネーが市場に流入する中東ではアラブ首長国連邦(UAE)の
アブダビとドバイがともに58位となり同地域のトップとなった。UAEでは政府の多額投資
によって高い医療水準を誇っているという。
同社は海外駐在員が「派遣元より厳しい生活条件や不十分な医療水準に直面することが
ある」と指摘。企業は危険な病気に感染する可能性に注意し、対応を検討する必要が
あるとしている。(坂本一之)
依頼スレ>>652さんの依頼でたてました。
スレリンク(news4plus板:652番)
ソース:Yahoo!ニュース(元ソース:フジサンケイ ビジネスアイ)
URLリンク(headlines.yahoo.co.jp)