07/04/10 00:01:45
★ウォン・円直接取引市場の再開設が白紙に
ウォン・円直接取引市場の開設案が白紙に戻った。
財政経済部(財経部)の文弘晟(ムン・ホンソン)外貨資金課長は9日、「ウォン・円直接取引市場
の再開設について検討した結果、現在としては難しいという結論に達した」と明らかにした。
財経部は年初、経済運用方向として、96年10月に流動性不足などを理由に取引が中断された
ウォン-円市場の再開設を推進すると発表した。
財経部は、日本円決済比率が日本との貿易規模の半分にすぎないうえ、円・ドル市場がソウル
外国為替市場と同じ時間に開かれ、投機的な需要もほとんどないため、ウォン・円市場開設の
必要性が落ちる、と分析した。 すなわち、再開設しても市場に対する需要が大きくないため、
運営が難しいという説明だ。
昨年基準で日本との貿易は輸出8.2%、輸入16.2%を記録したが、円決済比率は輸出4.6%、
輸入10.4%にとどまった。
もちろん理論的にはウォン・円市場が存在すれば取引段階が縮小され、取引手数料が節減される。
しかし現実的にはウォン・円市場の流動性が小さいため、取引費用がむしろ増える可能性がある。
さらに現在、大規模なウォン・円取引に対しては金融機関が手数料を割引している現実を考慮
すれば、取引費用改善効果も大きくないと、財経部は説明した。
金融機関は現在、ウォン・円取引をする場合、ウォン・ドル取引に対してのみ手数料を受け、円・ドル
手数料は免除している。
財経部はウォン・円為替レートの安定のため、ウォン・円市場を再開設しない代わりに、ウォン・円
先物市場の活性化、決済通貨の多角化などを通じてウォン・円為替レートのリスクをヘッジできる
よう支援する案を検討することにした。
(Wow Korea! JOONGANGILBO NEWS.2007/4/9 19:01)
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