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北朝鮮、世界で最も抑圧的な国家…米国務省年次報告書
拉致問題
【ワシントン=坂元隆】米国務省は5日、世界各地における米政府による人権と民主主義促進への取り組みを
まとめた2006年の年次報告書を発表した。
3月に発表された各国別の年次人権報告書と同様、北朝鮮を金正日(キム・ジョンイル)総書記の「独裁による
世界で最も抑圧的な国家の一つ」と位置づけ、日本人拉致問題にも言及している。
報告書は、ブッシュ大統領が06年4月、横田めぐみさんの母親の早紀江さんに面会したことや、北朝鮮人権問題特使の
ジェイ・レフコウィッツ氏が議会証言で北朝鮮政府を批判したことなどを挙げ、米政府が拉致問題も視野に入れて
北朝鮮の人権問題に取り組んでいることを指摘した。
6か国協議の合意に基づき、米国は3月から北朝鮮をテロ支援国の指定リストからはずす協議を始めており、
指定理由のひとつになっている拉致問題が今後の米朝協議の焦点となる可能性が高い。
一方、報告書は、東アジア・太平洋地域の人権状況について、北朝鮮とならびミャンマーを「圧政国家」として
挙げたほか、中国による宗教団体などへの弾圧にも懸念を示している。
(2007年4月6日11時42分 読売新聞)
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