07/04/08 12:14:23
日本はキャラクターの強国だ。市場の規模が2兆円を上回る。
キャラクター産業は、日本が、米国に続き大衆文化強国の第2位に上がるようにした力でもある。
全世界の児童がポケモン、ドラえもん、セーラームーンのような日本のキャラクターと共に育つ。
「ハローキティ」は日本のキャラクター産業の第1世代だ。日本で最もお金をたくさん稼いだキャ
ラクターであり、世界的にもベスト5に入る。サンリオがキティで稼ぐ収入が年間5億ドル(約600
億円)だ。ライセンスを獲得したおよそ40カ国の企業の売り上げまで含ませると毎年数十億ドル
を稼ぐ。関連商品が約2万種類で、日本に2つのテーマパークがある。
キティは1974年の東京生まれだ。極度に単純なデザインで可愛さの象徴になった。アニメーシ
ョン映画やマンガから来た他のキャラクターとは異なり、原典なしにも33年を生きのびた。「ハロ
ーキティの感性マーケティング戦略」は、キティの人気を「可愛さの崇拝」という日本文化に結びつ
ける。可愛さへの熱狂は、大量な産業社会の生き方の「非人格化」に対する日本式の対応だとの
こと。そうした可愛さの文化が従順な女性のイメージを強いるとの批判も相次ぐ。
70年代のキティのイメージは、世界経済を脅かす「経済動物」こと日本人が、世界に見せられた
かったイメージでもあった。当時まで日本の象徴は「ゴジラ」くらいだった。90年代半ばにはクリス
ティーナ・アギレラ、マライア・キャリー、タイラ・バンクスなどと言った西欧のトップスターらが「キテ
ィのマニア」であることを告白し、ブームをそそのかした。「子供のように可愛く飾る文化」の全世界
的な拡散である。
日本専門家のダグラス・マッグレー氏は02年に米国の外交専門誌「フォーリンポリシー」に「キテ
ィは日本の文化的影響力が全世界に広がる証拠」とし「多くの国家が自国の固有文化の衰退を懸
念するグローバル時代に、日本の文化的能力の裏に隠されている天才的な特質を象徴する」と書
いた。
東京郊外に位置したテーマパーク「ピューロランド」は、東京ディズニーランドより規模は小さいが、
さらに多くの外国人観光客を呼び集めている。数多くのキティショーが繰り広げられ、あらゆる商品
が販売される。日本が最高の文化商品に誇り、海外市場への攻略に熱をあげている女性だけの歌
劇団「宝塚」の公演も欠かさない。
前述した本は、米マイクロソフト社のビル・ゲイツ会長が、56億ドルにキティブランドの買収を提案
していたと記している。キャラクターの恐ろしいパワーと価値だ。韓国のキャラクター産業はどこくら
いに来ているのだろうか。
URLリンク(japanese.joins.com)