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■「日本が合意履行にブレーキ」北朝鮮、責任転嫁の論評
【ソウル=平野真一】
朝鮮中央通信によると、7日付の北朝鮮の労働党機関紙「労働新聞」は、同国の核問題をめぐる
6か国協議に参加している日本について、拉致問題を持ち出すことで「6か国協議を妨害しているだけだ」
と非難する論評を掲載した。
北朝鮮・寧辺の核施設稼働停止などの盛り込まれた2月の合意履行が、4月14日の期限を前に、
マカオの銀行で凍結された北朝鮮資金の返還問題で遅れていることから、責任を日本に転嫁する
狙いがあると見られる。
論評は、「日本は6か国協議で解決済みの『拉致問題』を持ち出し、合意履行にブレーキをかけ、
協議に人為的な難関を作り出している」とした上で、北朝鮮は「朝鮮半島の非核化を望んでいる」
にもかかわらず、「日本の不遜(ふそん)で無礼な態度のせいで協議進展と合意履行の前途が暗くなっている」
と強弁。さらに、「日本を協議の外に押し出さなければならないという声が出ている」と主張した。
(2007年4月7日21時1分 読売新聞)
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