07/04/07 17:38:25
■中国:違法な組織売血 HIV感染拡大の危険も
中国広東省掲陽市で違法な有償献血(売血)が組織的に行われていることが判明、
警察当局がこのほど、「血頭」と称されるリーダー格のブローカーを含む6人を拘束した。
売血組織は多数あるとみられ、不適切な採血方法によってエイズウイルス(HIV)感染が
広まる危険があるという。中国紙が伝えた。
ブローカーは出稼ぎ者や貧しい農民らを自宅に住まわせ、採血を月10回以上も強制。
栄養代として売血者に渡される200元(約3000円)から80元を抜き取り、月に4000~
3万元の利益を得ているという。
売血を繰り返している男性は、同市で売血で生計を立てている人が少なくとも500人いるとし、
中国メディアに「血を抜かれすぎて力が入らない」と語った。採血の際に血液検査を一切行わない
ケースもあるという。
中国では売血は事実上認められているが、組織的な売血は法律で禁止され、間隔も
6カ月以上置くことなどを定めている。
河南省では90年代に公的機関が「血液ビジネス」を展開、不衛生な採血方法が原因で大
規模なエイズ被害が発生した。(共同)
毎日新聞 2007年4月7日 17時16分 (最終更新時間 4月7日 17時17分)
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