07/04/07 04:51:31
2児拉致:実行役が国内に生存…「世話役」の女、再入国
北海道出身の主婦、渡辺秀子さん(当時32歳)の子供2人が北朝鮮に拉致されたとみられる事件で、
実行にかかわった北朝鮮工作員は少なくとも男女5人で、うち女1人は日本国内で生存していることが
警察当局の調べで分かった。この女は、工作船で子供を北朝鮮に連れ去った後、日本に再入国したという。
5人はいずれも東京都品川区の貿易会社を拠点とし、組織的に工作活動を続けていた。警察当局は
他のメンバーの所在確認も進めている。
拉致されたとみられているのは、渡辺さんの長女、高敬美(こうきよ(み)ちゃん(当時6歳)と、
長男の高剛(こうつよし)ちゃん(同3歳)で、73年12月ごろ、渡辺さんとともに失跡した。
母子3人は東京都目黒区のマンションに監禁され、秀子さんは殺害された可能性が高いとされる。
警察当局の調べでは、事件への関与が疑われているのは品川区西五反田にあった貿易会社
「ユニバース・トレイディング」(78年に解散)を拠点とする工作グループの女2人と男3人。
同社の役員だった女(59)がリーダー格で、もう1人の女は監禁や拉致の過程で子供2人に
付き添っていた「世話役」だった。世話役の女は工作船に同乗して2人を北朝鮮へ連れ去ったと
みられるが、その後、再入国して生存していることが分かった。
警察当局はこれまでに、「『自分が子供2人を北朝鮮に連れ去った』との告白を世話役の女から聞いた」
とする貿易会社関係者らの証言を得ている。
登記簿によるとユニバース社の主な事業は金属、機械などの輸出入や販売で、人材派遣会社などから
募った社員約20人が通常の営業活動をしていた。一方、同社では役員の女を含む約10人の
北朝鮮工作員が活動。日常的に自衛隊や在日米軍の情報収集などをしていた。工作員グループは
共同で生活し、他の社員と区別して「ドミトルグループ」と呼ばれていた。
渡辺さんは、消息を絶った夫を捜している最中に失跡したが、夫は「高大基」と名乗る在日朝鮮人で、
ユニバーサル社の役員だった。夫も工作員グループのリーダー格で、消息を絶ったのは北朝鮮に
渡ったためだとされる。夫の後を継ぐ形で工作員グループを率いたのが、役員の女だという。
警察当局の事情聴取にユニバース社の一般社員は「得体の知れない人たち」と
ドミトルグループについて証言。「会社がどうやってもうかっているのか、分からなかった」と話しているという。
毎日新聞 URLリンク(www.mainichi-msn.co.jp)
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