07/04/05 07:13:16
中国の権力の中枢、中南海。ここで興味深い光景を目にした。
訪中した、ある日本の政治家と、唐家セン国務委員との会談が中南海の建物で設定された。
その冒頭取材。日本の著名な政治家と宮本雄二大使は唐国務委員の到着を待っていた。
この政治家、日本では“親中派”とされる人物だ。
会談設定時間少し前に、その政治家と大使は到着。しかし建物の中には入れず、日本国旗を
掲げた大使公用車の中で唐国務委員の到着を待たされていた。
しばらく後、中南海の警備担当者なのか、唐国務委員の秘書室の関係者かは判別できないが、
数人の男女が「調べる?」などと会話している。
何だろうと思っていると、その数人のうちの1人が、日本の政治家から唐国務委員へのプレゼン
トを、日本側から受け取ってきた。日本の大手デパートの手提げ袋で、中に入っている贈呈品も
同じ包装だった。
「まさか、開けないよなあ」と思っていると、数人はその贈呈品を日本側関係者から見えない建物
内の陰で開け始めた。日本側が唐国務委員に手渡す前にだ。丁寧に包装紙を開け、中身を確認
後、また元通りに包み直した。
危険物が入っていないか、もしくは受け取るのにふさわしいかどうか-の確認だったのだろうか。
慎重さのあらわれなのか、それとも全く日本の政治家を信用していないのか、理由はわからない。
逆に、訪日する中国の政治家からの贈呈品に対し、日本側は同じ「作業」をしているのだろうか。
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