07/04/04 20:40:04
2004年2月、夜遅くに釜山機張郡（プサン キジャングン）を発ったトンイル（統一）号列車が
急に視界に入って来た乗用車とぶつかった。
乗用車は100mも押されて行って、事故現場には乗用車を運転したクォン某（60）さんが
右足首を切られたまま苦しがっていた。
クォンさんは病院に移されて接合手術を受けたが結局足首を切断しなければならず、
これを理由にあらかじめ加入していた保険会社に保険金を請求した。
クォンさんの要求した保険金は計3億8000余万ウォン（約4770万円）。しかし保険会社は
3ヶ月にわたって6個の障害保険に集中加入したクォンさんの主張を簡単には信じなかった。
また調査の結果クォンさんは既に他の事故で10回にわたって計1億3000万ウォン（約1630
万円）余りの保険金を強引に要求して貰った筈だった。
保険会社はこのような事実と事故当時の状況を持って保険金請求を受け入れずに、
両方の争いは法廷に続いた。クォンさんが偶然の事故で足に怪我をしたのか、それとも
わざと足を線路の上に乗せて足を切られるようにしたのかの可否がカギだった。
クォンさんは線路踏切を通った乗用車のタイヤが線路の隙間に落ちて車が動くことが
できなくなって、駆けて来る列車を避けて車から降りて踏切を渡る途中に倒れたと主張した。
倒れた状態で列車の車輪が自分の足首を切断したというのだ。しかし保険会社側はこれを
条目別に反論した。
事故当時のクォンさんは列車が進行する線路を基準に10時方向に伏せて横になっていて、
右側足首の下が切断した状況だった。このままなら足の親指下側から損傷を受けなければ
ならないが、傷は小指下側から損傷が出ていた。
（＊伏せていたなら傷は右足親指→小指方向になるはずが、実際は小指→親指方向に
付いていた？）
また足裏部位がもっとも酷く怪我をしなければならなかったが傷は足の甲部分がもっとも酷く、
保険会社はこのような理由を持ってクォンさんの主張が偽りだと反論した。
熱い法廷争いの末に法院もクォンさんの主張を受け入れなかった。ソウル中央地方法院
民事合意30部はクォンさんがＭ保険会社を相手に出した保険金請求訴訟で原稿敗訴の
判決をした。
裁判部は判決文で「弁論に現われた諸般の事情を総合すれば、クォンさんは鉄道踏切で
列車を避けている途中に倒れて事故に遭ったとは思い難い」と明らかにした。
裁判府は続いて「クォンさんは逆に保険金を狙って事故を起こしたように見える」「これに
よってこの事件は保険約款上の保険金支給事由に当らない」と語った。
結局クォンさんは巨額の保険金を強引に要求して貰おうとしたが、自分の足の片方だけを
失ってしまった。
▲ソース：CBSクッキーニュース（韓国語）2007/04/04 11:48:20
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