07/04/03 19:16:18
<韓米FTA>韓国、纎維・ITは有利…自動車は見通し複雑
交渉妥結後、韓米両国産業界は熱心にそろばんをはじいている。
どちらがより多くの利益を得たのかを計算するためだ。業種別で得失は違う。
纎維などは韓国が多少利益を得る見通しだ。一方、農水産、製薬、放送業などでは米国の方が
利益が多い。自動車は複雑だ。
総合してみれば一応現時点の貸借対照表は韓米どちらにも大きく傾かないものと評価される。
しかしもう少し長い目で見たら、これから業界がどう対応するのかによって損益計算で赤なるか、
黒になるかが決まる。カギは自動車になるものとみられる。
◆纎維、ITは韓国が有利=韓国側が得する業種としては纎維が第一に挙げられる。
米国の関税率が最も高い分野だからだ。これまで中国産に押されて韓国産纎維製品の対米輸出は
2001年32億ドルから昨年20億ドルに減った。しかし関税が廃止されれば中国産とも価格競争を
してみるに値するというのが業界分析だ。特に関税率が48%に達する運動靴はデザインさえ補えば
米国特需まで期待することができる見通しだ。カバン、ハンドバッグ(20%)、ゴム手袋(14%)、
靴下(11.5%)なども米国関税率が高く、国内中小企業の輸出が増える分野だ。
ただ米国が輸入額の基準で61%だけ関税を即時廃止することにし、どんな品目が得をするかは未知数だ。
電気・電子製品も韓国産輸出が大きく増える見通しだ。米国は世界大型デジタルテレビ市場の32%を
占める消費地だ。米国は映像・生活家電製品に2~5%の関税をかけており、FTAが締結されれば
韓国製品の価格競争力がよみがえるものと業界は見ている。
◆得失面で複雑な自動車=外見上、交渉は韓国に不利に妥結された。米国は3000cc以下だけ関税を
即時廃止することにしたのに反して韓国はハイブリッドカー(10年)を除いて関税(8%)を即時に
撤廃することにした。このために不平等な交渉だという指摘も出ている。米国で生産した日本車の輸入が
急増するものという懸念もある。しかし市場規模で米国と韓国は比較にならない。昨年韓国が輸入した
米国車は5000台だったが、韓国が米国に輸出した車は69万台に達した。米国車輸入が増えると
言っても韓国車輸出の方が多いという話だ。それに韓国企業が米国ピックアップトラック市場に入る余地も
生まれた。米国のピックアップトラック関税率はおおよそ25%だ。このため日本車さえ米国市場シェアが
15%にすぎない。したがってピックアップトラック関税が段階的に低くなれば韓国企業も米国市場を開拓
することができるようになる。>>2へ
2007.04.03 12:30:03
(中央日報)
URLリンク(japanese.joins.com)
関連ソース
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URLリンク(www.chosunonline.com)