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北朝鮮で読める“金正日批判” 独の文化施設「検閲なし」条件
04/02 23:05 この記事についてのブログ(2)
【ベルリン=黒沢潤】ドイツ語教育や文化の普及に努める「ゲーテ・インスティトゥート」(本部・ミュンヘン)に
よって北朝鮮の平壌に開設された「情報センター」の中に、多数のドイツ語書籍に交じって、金正日政権を批判する
記事を掲載したドイツ紙が置かれている。北朝鮮で、半島情勢などを客観・分析的に伝える外国媒体が一般向けに
置かれるのは異例だ。
同団体の極東地域担当幹部(62)によれば、情報センターは04年6月、平壌の「千里馬文化会館」3階に設置
された。科学、技術、経済など約5000点の独語書籍のほかに、北朝鮮を辛辣(しんらつ)に批判することで有名な
高級誌シュピーゲルや保守系紙フランクフルター・アルゲマイネなど計25の新聞・雑誌も置かれている。
北朝鮮人民は発刊から約1週間後に閲覧できる。
開館までには、双方の3年間の激しいやりとりがあった。外交関係を持つドイツと良好な関係を保ち、世界情報を
できる限り入手したい北朝鮮側に対し、ゲーテは
(1)閲覧物の検閲をしない
(2)国民に自由な来館を認める
ことなどを条件とした。
北朝鮮は旧東ドイツと外交関係があったことから「国内には独語を理解できる人が1000人前後いる」(同幹部)
とされる。北朝鮮側が運営を行っているため、政権批判の記事が実際、どれだけ来館者の目にとまっているかは
不明ながら、センターはほぼ毎日、利用されているという。
URLリンク(www.iza.ne.jp)