07/04/03 11:11:44
韓国消費者保護院に去年、温水洗浄便座を使って肛門から血が出たという、
4件の申告が受付された。
京畿道に住むキム某さんは、いつも使っていた温水洗浄便座が、ある日急に
いつもよりも強い水圧で水が噴射されて、肛門から出血が生じた。温水洗浄
便座を使ってから2ヶ月後に、肛門の毛細血管が切れたという申告もあった。
昨年に出血問題を含む、消費者保護院にて受付られた温水洗浄便座関連の
消費者相談は、全部で342件だった。ここで消費者保護院は、市販されている
電気式温水洗浄便座のうち、販売数量上位の9製品に対する品質検査をした
結果、多くの製品で温水洗浄便座から噴射される水の温度と水圧が一定せず、
それに対する注意表示も無かったと27日に明らかにした。
実験対象9製品のうち、2製品は耐久性に問題がある事が分かった。温水洗浄
便座を長期間使用しても洗浄が出来るのかを調べる為、肛門洗浄とビデ洗浄
を繰り返して実験した結果、D社の製品は3156回目に、肛門洗浄の際に洗浄
ノズルが本来の位置に戻らなかった。また、R社の製品は肛門洗浄2万回、ビデ
洗浄1万6358回目に温水タンクから亀裂が発生して水が漏れた。他の製品は
5万回繰り返した試験で異常が無かった。
洗浄の際に水温が一定するのかを確認した結果、製品間の品質格差がとても
大きかった。ノビタ社と東洋マジック社の製品は、水の噴射の最初の水温と90秒後
の水温の差が5℃以内と、比較的優秀であると評価された。5個の製品は14～23℃
の温度差があった。
洗浄機能・便座性能・乾燥機能・電気の安全性などは、全ての製品から問題は
発見されなかった。
洗浄の水圧が過度に高い場合、肛門の出血や括約筋弱化などの危険がある。
また、過度に温水洗浄便座を使えば、乾燥肌やかゆみ症、炎症などが発生
する事がある。
しかし現在、温水洗浄便座の水圧に対する制度的な基準は無い。温水洗浄便座
の唯一の品質認証規格である、韓国設備協会団体の標準規格も水圧の規定は
無く、洗浄数量基準（400ml/分以上）だけを定めている。
それに製造会社も製品に何も警告文を書いていない。使用マニュアルに、肛門
疾患者や敏感肌を持った消費者に対する注意、警告文章を表示した製品は1製品
だけだった。
また、水気を乾燥させる温風の最高温度の基準が、80℃と非常に高く設定されていた。
消費者保護院は今回の試験結果を基に、技術標準院にKS規格制定を申請する
予定である。また、▲一日4回以上の使用は慎む事、▲肛門疾患者は医者と相談
してから使う事、▲普段は節電モードを使い、深夜時間には温水と便座ヒーターを
消して置く事など、正しい使い方を提示した。
ソース：国民日報KUKIニュース=2007.03.27（韓国語）
URLﾘﾝｸ(www.kukinews.com)
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