07/03/31 17:33:50
■独化学大手BASF、韓国進出53年目にして一部工場撤収へ
韓国に進出している外資系メーカーの韓国脱出が続いている。
ドイツの化学企業大手のBASFが30日、韓国進出53年目にして工場の一部を撤収すると発表した。
同社が韓国工場の一部撤収を決めたのは、 1954年の韓国進出以来初めて。28日にはスウェーデンの
テトラパックが韓国進出21年で撤退を決めたばかりだ。これによりBASFは韓国国内の6つの工場のうち、
リジン(動物用飼料に添加する成長促進剤)を生産する群山工場を今年前半に閉鎖する。
同社は今回閉鎖する群山工場のほか、安山工場(プラスチック)・蔚山工場(ポリスチレンなど)・麗水工場
(ポリウレタン)などを所有している。
同社関係者は「原料を全面的に輸入しているが輸出が90%を占めるので、韓国のように物流・エネルギー費用が高く、
また人件費も中国などより高いところでは事業を続けることができなかった」と述べた。同社は1998年に韓国企業から
群山工場を買収して以来、年間生産能力も拡大するなど最近まで事業を拡大してきた。
韓国BASF群山工場労働組合は昨年12月の時点でも「2006年度賃金交渉」が終わっていなかった。
そうした中、ドイツ本社が「工場を売却せよ。売却できなければ閉鎖する」との方針を伝えてきたことから、
17.8%の賃金引上げを要求して強く反発している。群山工場には190人の社員が勤務している。
韓国BASFは「来週初めから労組と退職金や転職支援など閉鎖に伴う問題を交渉する予定」とした。
韓国BASF全体では約1200人の社員がいる。
崔源錫(チェ・ウォンソク)記者
朝鮮日報/朝鮮日報JNS 記事入力 : 2007/03/31 10:51:27
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