【週刊新潮】 井筒和幸氏「国母・閔妃を殺して焼いた、日本の役人の冷酷さに驚愕させられる」 [03/31]at NEWS4PLUS
【週刊新潮】 井筒和幸氏「国母・閔妃を殺して焼いた、日本の役人の冷酷さに驚愕させられる」 [03/31] - 暇つぶし2ch1:エマニエル坊やφ ★
07/03/31 16:57:23
◇私の名作ブックレビュー

井筒和幸さん(映画監督)

侵略のカラクリ ●角田房子「閔妃暗殺─朝鮮王朝末期の国母─」

歴史の教科書というのは常に単純で画一。
「何年にどこで戦争がありました。そして何年に講和が結ばれ、植民地化されました」云々。
無味乾燥な記述です。
確かに有名な戦争や事件などはそれなりに書かれていますが、大半は一、二行で終わりです。

この本が詳細に描いた「閔妃暗殺事件」も、授業では素通りされてしまう類の扱われ方でしょう。
でもこの本を読むと、なぜそんなに軽んじられるのかが不思議に思えてきます。
だって日本の朝鮮侵略の礎となる出来事だったんですから。

ある国家を植民地化するために、まずはじめにやるべき事は何か。
簡単です。頭をブッつぶせばいいんです。
それで国民を翻弄しショックを与え、土地を侵略国の法律に従って、計り直して奪っていく。
帝国支配のキモって、要は土地を押さえること。
人じゃない。人は増やすことができるけど、土地は限度が最初から決まっている。

当時の李氏朝鮮はまだ王朝国家で、律令的な態勢ですから、土地は王様と地主のもの。
その土地を取り上げる第一歩として、王妃(国母)を殺して焼いた。

そんな冷酷で恐ろしいことを、つい先頃まで鎖国していた日本の役人(公使)がやってのけたという事実に、
驚愕させられる。
でも、その生々しさ、血腥さを、いまは誰も知らない。実はそれが最も恐ろしいことだと私は思います。

ソース:週刊新潮 3月29日号 140ページ (エマニエル坊やがテキスト化)


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